ハネウェルが決算受け下落 通期見通しを嫌気=米国株個別
コングロマリットのハネウェルが下落。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想を下回った。主力の航空宇宙部門の売上高は予想範囲内だった。また、通期のガイダンスも公表しており、1株利益、売上高とも予想を下回る見通しを示している。
今回の決算を受けてアナリストからは、「パンデミックによるマスク販売の減少による売上高への圧迫はあったものの、第4四半期は好調だった。しかし、今年通期のガイダンスが期待外れだったで、サプライチェーン問題やインフレ、労働力不足という、今やお馴染みの問題が同社にも発生している」との評価が聞かれた。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):2.09ドル(予想:2.07ドル)
・売上高:86.6億ドル(予想:87.1億ドル)
航空宇宙:29億ドル(予想:29.1億ドル)
素材テクノロジー:26.1億ドル(予想:26.1億ドル)
建設テクノロジー:14.0億ドル(予想:14.0億ドル)
安全・生産性:17.5億ドル(予想:17.7億ドル)
・FCF:25.9億ドル(予想:23.6億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):8.40~8.70ドル(予想:8.98ドル)
・売上高:354~364億ドル(予想:367.8億ドル)
(NY時間13:48)
ハネウェル<HON> 195.42(-12.13 -5.84%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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