米10年債利回り低下 パウエル議長がタカ派に傾き2年債は急上昇 フラット化が強まる=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:26)
2年債 0.553(+0.069)
10年債 1.444(-0.054)
30年債 1.794(-0.061)
期待インフレ率 2.515(-0.027)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で10年債利回りは低下。オミクロン株への警戒感が再び強まり、利回りは低下して始まった。ただ、パウエルFRB議長がきょうの議会証言で、資産購入ペース縮小の早期終了の可能性を示すなどタカ派よりに傾いた印象を強めたことから、10年債利回りは前日付近まで戻す場面もみられた。一方、金利動向に敏感な2年債利回りは上昇している。
10年債は一時1.41%付近まで低下し、30年債は1.77%まで一時低下。
2-10年債の利回り格差は+89(前営業日+100)に急速にフラット化している。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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