続伸、熱帯性暴風雨「ニコラス」を警戒=NY原油概況
NY原油先物10月限(WTI)(終値)
1バレル=70.45(+0.73 +1.05%)
ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が前日比0.72~0.73ドル高、その他の限月は0.03ドル安~0.68ドル高。
ハリケーン「アイダ」による被害から米国の海上油田の生産量が完全に回復していないなかで、熱帯性暴風雨「ニコラス」が米テキサス州に迫っていることが相場を押し上げた。「ニコラス」はハリケーンには発達しない見通しだが、高波や洪水などが警戒されている。ロイヤル・ダッチ・シェルは海上油田からスタッフを退避させた。物流の要所である運河「ヒューストン・シップ・チャネル」は一時閉鎖されている。
時間外取引から10月限は堅調。通常取引序盤には70.97ドルまで上値を伸ばしたが、その後は上げ一服となった。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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