ナイキが軟調 サプライチェーン問題でアナリストが投資判断を引き下げ=ダウ採用銘柄
ナイキ<NKE>が軟調。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げた。同アナリストの調査と小売店への確認から、サプライチェーン問題が同社の2022会計年度の業績を圧迫する可能性に言及している。
パンデミックによるベトナム工場の閉鎖に起因したサプライチェーン問題が前回の決算発表以降悪化しており、その影響は免れないという。ベトナム工場は少なくとも2カ月間、実質的にユニット生産を行えていない可能性があるという。
同社は2022会計年度(21年6月ー22年5月)の売上高を2桁台前半の増収で見込んでいるが、横ばいか1桁台前半に留まる可能性があり、サプライチェーン問題は第2四半期から第4四半期に影響が最大化するリスクがあるとしている。同社は通常、このような混乱を管理するための非常に優れた設備を備えてはいるが、さすがに今回の問題は大き過ぎて制御できない不安があるという。
同社は来週9月23日に6-8月期(第1四半期)の決算を発表する予定。
(NY時間09:49)
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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