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ドル円は110円台前半中心のレンジ取引

見通し 

ドル円は110円台前半中心のレンジ取引

リスク警戒くすぶり、若干ドル高円高も動きは限定的
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【東京市場】ドル円、クロス円でやや円高、リスク警戒感がやや優勢に

ドル円は110円台前半での推移に。前週末の海外市場で110円台半ばを超える上昇を見せ、
週明けも朝方はしっかりの展開となったが、その後やや円買いの動きが強まった。
米株先物の下げやアジア株式市場での香港株の大きな下げなどが重石となり、ドル円の頭を抑える格好に。
最大都市シドニーを含むロックダウンが再開され今日で1月となった豪州NSW州で、
30日の期限を延期する見通しが示されたことでの豪ドル売り円買いの動きなどもドル円の重石に。
 
 午前中に110円50銭台から110円30銭台まで値を落としたドル円は、その後安値圏でのもみ合いを経て、
110円30銭を一時割り込む動きに。積極的なドル売り円買いも見られないが、戻しが鈍い中で下を試す動きが見られた。

【ロンドン市場】ドル売り目立つ

 ドル売りがやや優勢。
朝方は株安、商品安などを伴うリスク警戒の動きにドル買い円買い、
ドル円は東京市場の安値をしっかり割り込んで110円12銭前後まで値を落とした。
その後はドル売りが強まる展開に。リスク警戒からの米債価格の上昇(米債利回りの低下)がドル売りを誘った。
ユーロドルが1.1800前後を付けるなどの動きに。
ポンドドルも1.38手前まで。
ドル円は安値から反発し110円30銭台を回復。

【NY市場】ドル円110円台前半もみ合い

 ドル円は110円台前半でのもみ合い。
FOMCをにらんで上下とも積極的な取引を手控える動きに。

 リスク警戒の動きがやや目立っており
ドル買い円買いの動きが出る場面も、大きな流れにはならず。

【本日の見通し】110円台前半を中心に方向性探る

 ドル円はレンジ取引が基本となりそう。
今日、明日の米FOMC、明後日の米GDPなどを前に
積極的な取引を手控えるムードに。

 リスク警戒の動きがどこまで強まるかが焦点で
ドル円以上に豪ドルなど資源国通貨動向などに警戒感も。

 ユーロは上値の重さも、下げに一服感。
ECBr維持開会後の振幅を経た下げが落ち着いて、次に流れを探る展開に。

【本日の戦略】押し目買い

 流れ的には押し目買いか。
110円に近いところでの買いを意識。
デイトレも買いからの回転。
ただ、FOMC前にいったん整理したいところ。
無理をせず様子を見ながら流れを確認に回る手も。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

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《7/26 月曜日》
   ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  110.47  1.1777  130.05
高値  110.58  1.1817  130.35
安値  110.12  1.1763  129.68
終値  110.39  1.1803  130.29
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《7/26 月曜日の主要株式指数》
日経  27833.29 +285.29
DOW   35144.31 +82.76
S&P    4422.30 +10.51
Nasdaq  14840.71 +3.72
FTSE   7025.43 -2.15
DAX   15618.98 -50.31
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《7/26 月曜日の商品市場》
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=71.91(-0.16 -0.22%)
NY金先物12月限(COMEX)(終値)
1オンス=1803.40(-2.50 -0.14%)
+—+—+—+—+—+—+—+—+-
《7/26 月曜日に発表された主な経済指標》

【NZ】
貿易収支(6月)07:45
結果 2.61億NZドル
予想  前回 4.89億NZドル(4.69億NZドルから修正)(貿易収支)

【ユーロ圏】
ドイツIfo景況感指数(7月)17:00
結果 100.8
予想 102.5 前回 101.7(101.8から修正)

【香港】
貿易収支(6月)17:30
結果 -405.0億香港ドル
予想 -405.0億香港ドル 前回 -255.0億香港ドル

【米国】
新築住宅販売件数(6月)23:00
結果 67.6万件
予想 79.6万件 前回 72.4万件(76.9万件から修正)
-+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《7/26 月曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》
【ユーロ圏】
*Ifoエコノミスト
供給問題がドイツ経済の製造業および小売業に対する重石となっている。
製造業の約64%の企業が、原材料不足、価格の急上昇に不満示す。
卸売企業の60%、小売企業の42.5%が供給不足を報告。
製造業の生産が卸売・小売の希望に追い付かず。
観光業と消費部門は感染第4波を懸念している。
依然として第2四半期成長は+1.3%。第3四半期は+3.6%と予測。
企業、特に製造業では人員が不足している。

【英国】
*ブリハ英中銀委員
インフレ上昇は一時的との見方に変化はない。
今後の数四半期にわたって債券購入による刺激策を維持する。
中立金利が低水準であることで、引き締めの必要性は少ない。
公務員休暇措置(furlough)の終了に経済が折り合うこと望んでいる。

【米国】
米2年債入札結果
最高落札利回り 0.213%(WI:0.215%)
応札倍率    2.47倍(前回:2.54倍)
+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《本日予定されている主な経済指標》

【韓国】
実質GDP・速報値(第2四半期)8:00
予想 6.0% 前回 1.9%(前年比)
予想 0.8% 前回 1.7%(前期比)

【米国】
耐久財受注・速報値(6月)21:30
予想 2.0% 前回 2.3%(前月比)
予想 0.8% 前回 0.3%(輸送除くコア・前月比)

S&Pケースシラー住宅価格(5月)21:30
予想 16.2% 前回 14.88%(20都市・前年比)

コンファレンスボード消費者信頼感指数(7月)23:00
予想 124.0 前回 127.3

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執筆者 山岡和雅

執筆者 : 山岡和雅|MINKABU PRESS 外国為替情報担当 編集長

1992年米チェースマンハッタン銀行(現JPモルガン・チェース)東京支店入行、ディーリングルームに配属され、外国為替ディーラーに。英ナショナルウェストミンスター銀行、RBS銀行などで10年以上外国為替ディーラーとして市場の最前線に。その後大手FX会社などで外国為替市場のアナリストとして個人向けの外国為替情報の配信業務に携わり、2016年3月から、みんかぶグループに参画。 (社)日本証券アナリスト協会検定会員

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