TIが下落 第3四半期のガイダンスに失望感を強める=米国株個別
テキサス・インスツルメンツ(TI)<TXN>が下落。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、第3四半期の売上高見通しが予想範囲内だったことに市場は失望感を強めている模様。
同社は第3四半期の売上高について、比較的幅の広いレンジの見通しを示したが、パンデミックによって引き起こされた半導体需要の急増が今後も続くのか、明確に見通せていないことを示したとの受け止めのようだ。
今回の第3四半期の見通しを受けて投資判断を引き下げたアナリストもいたが、保守的な見通しとの見方も少なくない。もともとの同社の保守的な姿勢と部品調達に関連した制約により、季節的な不透明性を下回るガイダンスになっている。半導体サイクルがピークとの懸念があるにもかかわらず、アナログ需要は下半期も幅広く続く可能性がある」との指摘も聞かれた。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益:2.05ドル(予想:1.84ドル)
・売上高:45.8億ドル(予想:43.6億ドル)
(7-9月・第3四半期見通し)
・1株利益:1.87~2.13ドル(予想:1.97ドル)
・売上高:44.0~47.6億ドル(予想:45.9億ドル)
(NY時間09:45)
テキサス・インスツルメンツ<TXN> 184.93(-9.32 -4.80%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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