広告を非表示にする
ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ダウ平均は小幅高 材料目白押しで結果見極めたい雰囲気が続く=米国株後半

株式 

NY株式27日(NY時間15:37)
ダウ平均   34029.37(+47.80 +0.14%)
ナスダック   14095.09(-43.68 -0.31%)
CME日経平均先物 29070(大証終比:+80 +0.28%)

 NY時間の終盤に入ってダウ平均はプラスに転じているものの、小幅な値動きに変化はない。決算を始めとして今週は材料目白押しの週となっており、前日に引き続いて、その結果を見極めたい雰囲気を強めている。取引開始前までに発表になった決算ではテスラやUPSが発表になっている。

 テスラは1株利益は予想を大きく上回り過去最高となったものの、保有ビットコインの10%を売却し、その売却益を1.01億ドル計上したことで嵩上げされている。同社のマスクCEOは、需要はかつてなく旺盛だと述べたものの、今年の具体的な納車台数には言及しなかった。今回の決算は全体的に良い内容だったものの、さらに上値を追うには物足りなかったようだ。

 一方、UPSは1株利益が予想を大きく上回ったほか、売上高も予想を上回った。同社のトウムCEOは好調な売上高を背景に新たな戦略を推進し、すべての需要を満たすのではなく、収益性の低いeコマースを縮小し、利益率を高める方向に舵を切った。設備投資を削減し、自社株買いも中止、貨物ユニットの売却にも合意した。今回は同CEOの戦略が奏功した格好。同業のフェデックスも連れ高。

 これまでのところ、S&P500企業の84%が予想を上回る利益を計上。決算については力強い内容が多いものの、それを見込んで株価指数はすでに最高値圏に上昇する中で全体の反応は鈍い印象。

 本日は引け後にマイクロソフトやアルファベット、AMDが発表を予定している。

 きょうからFOMCが開催されており明日結果が発表される。市場では、政策変更はなく、スタンスもこれまで同様に、インフレ上昇は一時的として、慎重姿勢を堅持するものとみられている。市場の一部では、経済の過熱を懸念する声も少なくないが、FRBは緩和状態を維持し、資産購入プログラムを年内は現状のペースを維持するものとみられているようだ。

 ダウ採用銘柄ではシェブロンやマクドナルド、ハネウェルが上昇。ゴールドマン、ウォルマートも買われている。一方、3Mが下落しているほか、インテル、ベライゾンも軟調。

 3Mは1-3月期決算(第1四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、通期見通しは据え置かれたことに失望感を強めている模様。

 本日のIT・ハイテク株は売りが先行しており、ナスダックはマイナス圏での推移。テスラのほか、アルファベット、エヌビディア、インテルが軟調。一方、アマゾン、AMD、マイクロソフトが上げに転じている。

 GEが軟調。1-3月期決算(第1四半期)を発表しており、1株利益は予想を上回ったものの、売上高が予想を下回った。航空機部門の収益が予想を下回り、大きな課題が残っていることが示されている。市場が気にしている工業部門のフリーキャッシュフロー(FCF)は予想以上の赤字だった。

 カルフォルニア州の地域金融機関のファースト・チョイスが大幅高。ミズーリ州の同業エンタープライズ・ファイナンシャルが買収することで合意した。

 バイオ医薬品のヴァクスアートが急伸。きのう、5月3日のオンラインセミナーで、新型ウイルス向け経口ワクチンの第1フェーズの臨床試験の最新データを公表すると発表。

 航空機部品のレイセオン・テクノロジーズが上昇。防衛部門が力強いパフォーマンスを示し、通期見通しを上方修正した。

UPS 194.35(+18.54 +10.55%)
フェデックス 287.54(+11.78 +4.27%)
GE 13.48(-0.10 -0.70%)
ファースト・チョイス 30.44(+6.14 +25.27%)
エンタープライズ 46.48(-3.67 -7.32%)
ヴァクスアート 8.24(+2.18 +35.89%)
レイセオン 82.93(+1.93 +2.38%)

アルファベット(C) 2311.62(-15.12 -0.65%)
フェイスブック 304.82(+1.78 +0.59%)
ネットフリックス 506.15(-4.15 -0.81%)
テスラ 706.75(-31.45 -4.26%)
アマゾン 3420.85(+11.85 +0.35%)
エヌビディア 615.53(-3.60 -0.58%)
ツイッター 66.19(-0.53 -0.79%)

ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルス 396.12(+0.26 +0.07%)
メルク 77.53(0.00 0.00%)
マクドナルド 235.47(+3.16 +1.36%) 
マイクロソフト  262.25(+0.70 +0.27%)
ホームデポ 322.06(+2.07 +0.65%)
ボーイング 242.19(+0.75 +0.31%) 
ベライゾン 56.32(-0.63 -1.10%)
ビザ 229.87(-0.47 -0.20%) 
ハネウェル  223.49(+1.97 +0.89%) 
ナイキ 132.14(+0.54 +0.41%)
トラベラーズ  155.13(-0.60 -0.39%)
ディズニー 184.96(+0.69 +0.37%) 
ダウ・インク 62.71(+0.51 +0.82%)
セールスフォース  234.21(-1.25 -0.53%) 
シスコシステムズ 51.37(-0.27 -0.52%)
シェブロン 102.91(+1.39 +1.37%) 
コカ・コーラ 53.60(-0.07 -0.12%) 
ゴールドマン  346.06(+2.54 +0.74%)
キャタピラー  230.42(-0.14 -0.06%) 
ウォルマート 138.93(+1.02 +0.74%)
ウォルグリーン 52.62(-0.10 -0.18%) 
インテル 57.82(-0.95 -1.61%)
アメックス 150.66(+0.32 +0.21%) 
アムジェン 256.05(+0.53 +0.21%)
アップル  134.37(-0.35 -0.26%)
P&G 131.28(+0.02 +0.02%)
JPモルガン 151.37(+0.81 +0.54%)
J&J 163.51(-0.61 -0.37%)
IBM 141.93(+0.36 +0.25%)
3M 195.05(-4.58 -2.29%) 

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

為替ニュース/コラム

一覧を見る

注目ニュース

新着ニュース

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

主要通貨レート

関連ETF

FXアプリ スマホランキング

ヒロセ通商 58

ドル円スプレッド 0.2銭(原則固定・例外あり)
豪ドル円スワップ 88
最小取引単位 1,000通貨
テクニカルの種類 25
チャート画面で発注
自動利食い・損切り
ヒロセ通商 のアプリ詳細

GMOクリック証券 56

ドル円スプレッド 0.2銭(原則固定・例外あり)
豪ドル円スワップ 91
最小取引単位 1,000通貨
テクニカルの種類 14
チャート画面で発注
自動利食い・損切り
GMOクリック証券 のアプリ詳細

外為どっとコム 54

ドル円スプレッド 0.2銭(原則固定・例外あり)
豪ドル円スワップ 83
最小取引単位 1,000通貨
テクニカルの種類 25
チャート画面で発注
自動利食い・損切り
外為どっとコム のアプリ詳細

▶︎ FXアプリをまとめて比較する

直近24時間の重要経済指標

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます