【海外市場の注目ポイント】カナダ中銀金融政策理事会
本日23時にカナダ中銀金融政策理事会の結果が発表される。政策金利は現状維持見込みも、量的緩和の縮小見込みがあり注目されている。
カナダ中銀は先月、パンデミック対応で昨年3月に導入したタームレポを通じた資金供給オペについて、5月10日で打ち切る方針を明らかにした。コマーシャル・ペーパー、地方債、社債を購入する3つの別のプログラムについても、当初予定通りの終了予定を示し、延長しない方針を示した。
カナダ経済の予想以上の力強い回復と、市場機能の改善などがこうした方針につながっているとみられ、カナダ中銀は今回の会合で現状の量的緩和(債券購入プログラム)についても、現行の週40億カナダドルの購入ペースを30億カナダドル程度に縮小してくるとの見通しがある。
政策金利については現行水準を長期的に維持する姿勢を堅持すると見られるが、今後の利上げの可能性を含め強気姿勢が予想以上に目立つようだとカナダ買いが強まる可能性も。
理事会後に午前0時から行われるマックレム同中銀総裁の会見にも注目。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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