反落、コロナ再流行による需要の下振れ見通しで=NY原油概況
NY原油先物5月限(WTI)(終値)
1バレル=58.56(-2.62 -4.28%)
ニューヨーク原油は反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比2.62~2.59ドル安。その他の限月は2.56~1.33ドル安。
新型コロナウイルスが欧州などで再流行していることが重しとなった。ドイツやフランスなど欧州の中核国で感染が広がっているほか、ポーランドやウクライナ、チェコなど東欧でも流行が悪化している。インドの再流行も顕著。世界的な物流の要所であるスエズ運河で大型のコンテナ船が座礁し、物流が滞っているものの、この材料を手がかりに買いは続かなかった。石油輸出国機構(OPEC)プラスが来週の閣僚会合で再び増産を見送る構えであると伝わっていることも、相場の押し上げ要因にはなっていない。
時間外取引から5月限は軟調。通常取引開始後も売りが続き、57.44ドルまで一段安となった。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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