ウォルマートが下落 既存店売上高の伸び鈍化見通しに失望感 人件費上昇も見込む=ダウ採用銘柄
 ウォルマートが下落しておりダウ平均を圧迫。11-1月期決算(第4四半期)を発表しており、既存店売上高は予想を上回ったものの、1株利益は予想を下回った。パンデミックによる巣ごもりで、オンライン販売を中心に需要が引き続き増えた。
 しかし、今年通期の既存店売上高の見通しについて、米国およびサムズクラブとも1桁台前半の伸びに留まるとの見通しを示したことに市場は失望感を強めている模様。同社は「前年度はパンデミックによる異例の需要増があったが、今年度は通常の状態に戻ることを想定している」と述べた。また、民主党が時給15ドルの最低賃金導入を目指す中で、人件費の上昇が想定されるとも指摘した。
 設備投資は140億ドルを見込んでおり、需要に対応したサプライチェーンの強化やオートメーション化、カスタマー・エクスペリエンスの改善、生産性向上などに使用されるとしている。
(11-1月・第4四半期)
・既存店売上高:8.9%(予想:6.1%)
  米国:8.6%(予想:5.7%)
  サムズクラブ:10.8%(予想:8.7%)
・1株利益(調整後):1.39ドル(予想:1.50ドル)
・売上高:1520.8億ドル(予想:1483.8億ドル)
(NY時間09:50)
ウォルマート 138.27(-8.93 -6.07%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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