ダウ平均は急反落 一時700ドル超下落 J&Jや3Mが下落=米国株前半
NY株式29日(NY時間13:29)
ダウ平均 30020.05(-583.31 -1.92%)
ナスダック 13075.18(-261.98 -1.97%)
CME日経平均先物 27655(大証終比:-395 -1.43%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は急反落。ダウ平均の下げ幅は一時700ドルを超え3万ドルを割り込む場面もみられた。本日が月末ということでそれに絡んだ利益確定売りが活発に出ているようだ。
ジョンソン&ジョンソンのワクチンの臨床試験の結果が市場に不安感を与えたとの指摘も出ている。同社は1回接種型のワクチンを開発しているが、4万4000人余りを対象に実施された臨床試験で、中程度から重度の症状を予防する有効性が66%となった。特に重症化の予防では85%、入院と死亡の予防では100%の有効性がそれぞれ示されたという。ただ、すでに接種が始まっている、ファイザーやモデルナのワクチンと比較すると、有効性66%は低い数値となっていることから、市場は嫌気している模様。ワクチン接種と有効性への疑問が広がっているとの声も出ている。
そのほか3Mの下げがダウ平均を圧迫。同社が製造したPFAS(パーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物)が長年に渡って水道を汚染してきたとして、南カリフォルニア州の都市ダウニーが同社とデュポン社を提訴した。
また、ゲームストップやAMCは急反騰。個人投資家に人気のオンライン証券ロビンフッドが一部銘柄の取引制限を解除すると発表したことで再び動意づいている模様。なお、AMCは追加株式発行の可能性を含め資本増強を模索していると伝わっていた。
エネルギーや銀行、産業を始め、幅広いセクターが売られている。IT・ハイテク株も売りが強まっており、ナスダックも大幅安。
ゲームストップ 317.23(+123.63 +63.86%)
AMC 13.75(+5.12 +59.32%)
アルファベット(C) 1824.97(-38.14 -2.05%)
フェイスブック 256.81(-8.19 -3.09%)
ネットフリックス 532.59(-6.01 -1.12%)
テスラ 798.76(-36.67 -4.39%)
アマゾン 3205.70(-31.92 -0.99%)
エヌビディア 521.01(-1.03 -0.20%)
ツイッター 50.39(-1.18 -2.29%)
ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルス 333.43(-4.72 -1.42%)
メルク 76.77(-1.15 -1.49%)
マクドナルド 207.28(+0.46 +0.22%)
マイクロソフト 233.20(-5.73 -2.46%)
ホームデポ 271.70(-6.35 -2.32%)
ボーイング 194.89(-2.34 -1.21%)
ベライゾン 54.82(-0.55 -1.00%)
ビザ 193.68(-4.54 -2.33%)
ハネウェル 196.29(-6.55 -3.29%)
ナイキ 133.85(-0.87 -0.66%)
トラベラーズ 136.42(-3.58 -2.57%)
ディズニー 167.34(-4.54 -2.78%)
ダウ・インク 52.61(-1.77 -3.25%)
セールスフォース 225.00(-1.50 -0.67%)
シスコシステムズ 44.81(-0.53 -1.16%)
シェブロン 85.20(-3.82 -4.33%)
コカ・コーラ 48.31(-0.84 -1.73%)
ゴールドマン 272.10(-2.92 -1.07%)
キャタピラー 181.75(-2.59 -1.43%)
ウォルマート 141.12(-2.63 -1.83%)
ウォルグリーン 50.20(-0.46 -0.90%)
インテル 55.99(-0.08 -0.14%)
アメックス 116.84(-2.13 -1.87%)
アムジェン 241.43(-6.33 -2.52%)
アップル 131.76(-5.33 -3.75%)
P&G 128.76(-1.60 -1.25%)
JPモルガン 128.74(-1.37 -1.07%)
J&J 161.94(-7.22 -4.30%)
IBM 120.05(-0.03 -0.02%)
3M 175.90(-7.52 -4.03%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。