アルコアが下落 コスト増やボーキサイト価格下落が利益圧迫と言及=米国株個別
アルミのアルコアが下落。10-12月期決算(第4四半期)を発表しており、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。各国の製造業がパンデミックの休業から再開し始めたことで、アルミニウム価格が昨年後半に2010年以来の上昇を記録したことが寄与した。
しかし、同社は第1四半期について、コスト増が利益を圧迫する恐れがあるほか、ボーキサイト価格の下落で業績は低調との見方を示したことが嫌気されている。
同社はパンデミックの規模や持続期間は不明だとした上で、今年のアルミニウムの出荷量は270万~280万トンと、昨年の300万トンから減少する見通しも示した。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.26ドル(予想:0.11ドル)
・売上高:23.9億ドル(予想:23.8億ドル)
・EBITDA(調整後):3.61億ドル(予想:3.48億ドル)
・2021年アルミ出荷量予想:270~280万トン
・2021年アルミナ出荷量予想:1390~1400万トン
(NY時間09:47)
アルコア 21.19(-1.65 -7.22%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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