広告を非表示にする
ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ややリスク警戒の動きも、方向感出ず

見通し 

ややリスク警戒の動きも、方向感出ず

大統領選を控え様子見ムードも。

【東京市場】米株安などを受けたリスク警戒感からの円買い

 昨日のロンドン市場で104円03銭を付けたものの、ユーロドルでのユーロ売りドル買いからのドル全面高基調もあり、
104円70銭台まで回復し、104円60銭台で朝を迎えたドル円。
午前中はやや頭が重いものの104円40銭台での推移と下値しっかり感が見られたが、午後に入って売りが強まる展開となり、
104円10銭台まで値を落としてる。

 昨日のNY引け後に発表されたアップルの決算で
中国などでのIphone販売の不振もあって売り上げが見通しに届かず売りが出たことをきっかけに、
米株が軟調地合いに。ハイテク中心の売りが目立つ中で日経平均も売りが強まる展開となり、
リスク回避の円買いの動きが強まった。

【ロンドン市場】円高基調一服

 東京午後の円買いの動きが落ち着いた。
欧州での新型コロナウイルスの感染拡大の動きへの警戒感が継続も、
来週の米大統領選、米FOMC、米雇用統計などのイベントを控えて
積極的な取引を手控える動きも。

 木曜日のラガルド総裁の追加緩和示唆についてはECB高官が追認する格好に。
ユーロの反応は限定的に追加緩和を織り込みにかかる動きとなっている。

【NY市場】大統領選を前にポジション調整も

 ドル円は一時104円70銭前後まで上昇するなどしっかりの動き。
木曜日の海外市場、金曜日の東京市場での円買いに対して
来週火曜日の大統領選を控えた様子見ムードが広がる格好に。

 ユーロはやや頭の重い展開隣1.16台半ば割れで週の取引を終えた。

【本日の見通し】明日の大統領控え様子見

 大統領選を控えており、積極的な取引を手控える動き。
今週はFOMCや米雇用統計なども控えており、週初にポジションを取りに行く動きにはつながりにくい。

 ドル円は104円台でのレンジ取引が中心となりそう。下方向のリスクを意識も
104円を割り込みに行くような勢いに欠ける展開。

 NY市場で値を落としたユーロd老は1.16台でのレンジ取引か。
ここからの売りには慎重も頭が重く、リスクは下方向。

【本日の戦略】様子見

 スウィングで無理をする局面ではない。
デイトレはレンジ取引を意識しての回転。
長く持ち過ぎない展開。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

-+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《10/30 金曜日》
   ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  104.61  1.1674  122.12
高値  104.74  1.1704  122.46
安値  104.13  1.1640  121.62
終値  104.66  1.1647  121.93
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《10/30 金曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  22977.13 -354.81
DOW   26501.60 -157.51
S&P    3269.96 -40.15
Nasdaq  10911.59 -274.00
FTSE   5577.27 -4.48
DAX   11556.48 -41.59
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《10/30 金曜日の商品市場》
NY原油先物12月限(WTI)(終値)
1バレル=35.79(-0.38 -1.05%)
NY金先物12 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1879.90(+11.90 +0.64%)
+—+—+—+—+—+—+—+—+-
《10/30 金曜日に発表された主な経済指標》

【韓国】
鉱工業生産(9月)8:00
予想 3.1% 前回 -0.7%(前月比)

【日本】
雇用統計(9月)08:30
結果 3.0%
予想 3.1% 前回 3.0%(完全失業率)
結果 1.03倍
予想 1.03倍 前回 1.04倍(有効求人倍率)

鉱工業生産(速報値)(9月)08:50
結果 4.0%
予想 3.0% 前回 1.0%(前月比)
結果 -9.0%
予想 -9.8% 前回 -13.8%(前年比)

【豪州】
生産者物価指数(2020年第3四半期)09:30
結果 0.4%
予想  前回 -1.2%(前期比)
結果 -0.4%
予想  前回 -0.4%(前年比)

【シンガポール】
失業率(第3四半期)時刻未定
予想 3.6% 前回 2.9%

【ユーロ圏】
フランス実質GDP(速報値)(2020年第3四半期)15:30
結果 18.2%
予想 15.0% 前回 -13.7%(-13.8%から修正)(前期比)
結果 -4.3%
予想 -7.3% 前回 -18.9%(前年比)

ドイツ小売売上高(9月)16:00
結果 -2.2%
予想 -0.6% 前回 1.8%(3.1%から修正)(前月比)
結果 6.5%
予想 6.5% 前回 3.0%(3.7%から修正)(前年比)

ドイツ実質GDP(速報値)(2020年第3四半期)18:00
結果 8.2%
予想 7.3% 前回 -9.7%(前期比)
結果 -4.3%
予想 -5.5% 前回 -11.3%(前年比)
結果 -4.1%
予想 -5.2% 前回 -11.3%(季調前前年比)

ユーロ圏GDP・速報値(第3四半期)19:00
結果 12.7%
予想 9.6% 前回 -11.8%(前期比)
結果 -4.3%
予想 -7.0% 前回 -14.8%(-14.7%から修正)(前年比)

ユーロ圏失業率(9月)19:00
結果 8.3%
予想 8.2% 前回 8.3%(8.1%から修正)

ユーロ圏消費者物価指数・速報値 (10月)19:00
結果 -0.3%
予想 -0.3% 前回 -0.3%(前年比)
結果 0.2%
予想 0.2% 前回 0.2%(コア・前年比)
結果 0.2%
予想 0.1% 前回 0.1%(前月比)

【英国】
ネーションワイド住宅価格指数(10月)16:00
結果 0.8%
予想 0.4% 前回 0.9%(前月比)
結果 5.8%
予想 5.2% 前回 5.0%(前年比)

【スイス】
小売売上高(9月)16:30
結果 0.3%
予想 N/A 前回 4.0%(2.5%から修正)(前年比)

KOFスイス先行指数(10月)17:00
結果 106.6
予想 108.0 前回 110.1(113.8から修正)

【香港】
実質GDP(速報・前期比)(2020年第3四半期)17:30
結果 3.0%
予想 0.7% 前回 -0.1%(前期比)
実質GDP(速報・前年比)(2020年第3四半期)17:30
結果 -3.4%
予想 -5.6% 前回 -9.0%(前年比)

【ブラジル】
雇用統計(8月)21:00
結果 14.4%
予想 14.2% 前回 13.8%(失業率)

【南アフリカ】
貿易収支(9月)21:00
結果 335.0億ランド
予想 300.0億ランド 前回 387.0億ランド(389.0億ランドから修正)(貿易収支)

【カナダ】
実質GDP(8月)21:30
結果 1.2%
予想 0.9% 前回 3.0%(実質GDP(前月比))
結果 -3.8%
予想 -4.2% 前回 -5.0%(前年比)

鉱工業製品価格(9月)21:30
結果 -0.1%
予想 0.1% 前回 0.3%(鉱工業製品価格・前月比)
結果 -2.2%
予想 0.3% 前回 3.2%(原材料価格指数・前月比)

【米国】
個人所得・支出(9月)21:30
結果 0.9%
予想 0.4% 前回 -2.5%(-2.7%から修正)(個人所得)
結果 1.4%
予想 1.0% 前回 1.0%(個人支出)

PCEデフレータ(9月)21:30
結果 1.4%
予想 1.5% 前回 1.3%(1.4%から修正)(PCEデフレータ・前年比)
結果 0.2%
予想 0.2% 前回 0.3%(PCEコアデフレータ・前月比)
結果 1.5%
予想 1.7% 前回 1.4%(1.6%から修正)(PCEコアデフレータ・前年比)

シカゴ購買部協会景気指数(PMI)(10月)22:45
結果 61.1
予想 58.0 前回 62.4

ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)(10月)23:00
結果 81.8
予想 81.2 前回 81.2

+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《10/30 金曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》
【ユーロ圏】
*ホルツマン・オーストリア中銀総裁
ラガルド総裁が追加緩和示唆との認識は正しい。

*ECB専門家予測
2020年成長見通しはマイナス7.8%(従来マイナス8.3%)
2021年成長見通しはプラス5.3%(従来プラス5.7%)
2022年成長見通しはプラス2.6%(従来プラス2.4%)

2020年インフレ見通しは0.3%(従来0.4%)
2021年インフレ見通しは0.9%(従来1.0%)
2022年インフレ見通しは1.3%に据え置き。

*メルシュECB理事
ECBは欧州の行動制限措置について考慮する必要。
ECBの政策に再調整の必要があること全面的に賛成。
財政当局がより積極的に支出すること望む。
12月ECB理事会では政策手段の柔軟性について議論する。

*ビスコ伊中銀総裁
デフレリスクは低下しているが、無視すべきではない。
急回復のあと、新型コロナウイルスの経済へのダメージが再燃するおそれ。
グローバルに経済政策は引き続き拡張的であるべき。
イタリアの債務は持続可能だが、引き下げる必要。

*デギンドスECB副総裁
第4四半期GDP成長、ゼロもしくはマイナスとなる可能性排除できない。

【米国】
*FRB
メイン・ストリート・プログラムの融資下限を10万ドルに引き下げ。

*トランプ大統領
米大統領選投票日の夜にどこにいるかは決めていない。
テキサスは非常に強いようだ。
+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《本日予定されている主な経済指標》

【スイス】
SVME購買担当者景況指数(10月)17:30
予想 53.8 前回 53.1

【香港】
小売売上高(9月)17:30
予想 前回 -13.4%(数量ベース・前年比)
予想 -12.3% 前回 -13.1%(価額ベース・前年比)

【ユーロ圏】
ドイツ製造業PMI・確報値(10月)17:55
予想 58.0 前回 58.0

ユーロ圏製造業PMI・確報値(10月)18:00
予想 54.4 前回 54.4

【英国】
CIPS製造業PMI・確報値(10月)18:30
予想 53.3 前回 53.3

【米国】
建設支出(9月)3日0:00
予想 1.0% 前回 1.4%(前月比)

ISM製造業景気指数(10月)3日0:00
予想 55.6 前回 55.4

+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
-☆-★-☆-★-☆-★-☆-

執筆者 山岡和雅

執筆者 : 山岡和雅|MINKABU PRESS 外国為替情報担当 編集長

1992年米チェースマンハッタン銀行(現JPモルガン・チェース)東京支店入行、ディーリングルームに配属され、外国為替ディーラーに。英ナショナルウェストミンスター銀行、RBS銀行などで10年以上外国為替ディーラーとして市場の最前線に。その後大手FX会社などで外国為替市場のアナリストとして個人向けの外国為替情報の配信業務に携わり、2016年3月から、みんかぶグループに参画。 (社)日本証券アナリスト協会検定会員

為替ニュース/コラム

一覧を見る

注目ニュース

新着ニュース

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

主要通貨レート

関連ETF

直近24時間の重要経済指標

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます