カナダ中銀がこのあと金融政策発表=NY為替
このあと日本時間23時にカナダ中銀が金融政策委員会の結果を発表する。今回は政策金利、国債購入枠とも据え置きが有力視されている。ただ、成長見通しを上方修正し、感染拡大の逆風が強まる状況下でも、カナダ経済は適切な状態にあり、見通しを下方修正するのは時期尚早とのメッセージを示してくるものと見込まれている。声明では、「2%のインフレ目標の持続的達成のために、経済低迷が落ち着くまで政策金利を下限に維持する」との文言が繰り返される可能性が高い。
金融政策報告とマックレム総裁およびウィルキンス副総裁の会見も予定されている。景気低迷が解消する時期をカナダ中銀がどう見ているのかのヒントが示されれば、将来の利上げのタイミングを占うことができる。市場では2023年まで利上げはないとの予想が多いが、その見方を裏付ける内容になるか注目される。
USD/CAD 1.3281 CAD/JPY 78.57
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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