米国祝日で落ち着いた動きの中、ややドル売り優勢

見通し 

米国祝日で落ち着いた動きの中、ややドル売り優勢

米株続伸でリスク選好のドル売りが強まる
米追加経済対策への期待感などが米国株高誘う

【東京市場】ドル安円高の流れに

 ドル円は頭の重い展開となり、105円40銭台へ値を落とした。先週末にドル全面安基調が広がる中、
105円60銭割れまで値を落としたドル円は、週明け少し調整が入る場面が見られたが、
上値は重く、調整一服後は再びドル売り円買いに。ユーロ円が朝の124円90銭台から124円62銭を付けるなど、
この時間が遺体は円買いの動きも目立った。
 東京株式市場はいまいちさえない展開が続いたが、米大統領選でバイデン候補が優勢に選挙戦を進めていることで、
米中関係の改善期待から上海株が買われ、米株先物時間外取引もしっかりとなる中で、リスク選好のドル売りも。
 ユーロドルは1.1820台、ユーロドルは1.3040台と先週金曜日の高値に迫る展開。
もっともこの後米国市場がコロンバスデーで債券・為替市場などが休場となることもあり、前週末高値を超えての積極的な取引には慎重。

【ロンドン市場】ドル買いの動き

 ユーロドルが1.1820台から1.18割れに値を落とすなど、
ドル全般にしっかりの動き。
 ドル円は105円台半ばでの推移。東京午後に105.43近辺に下落も、
ロンソン市場で105円60銭前後まで。
この後の米国市場が基本休場となるため、落ち着いた動きに終始している。

【NY市場】コロンバスデーの祝日で休場

 ドル円は一時105円20銭台まで値を落とす場面が見られた。もっともその後値を戻し、
欧州勢がいなくなるNY市場午後はもみ合いに終始した。

 ロンドン市場で値を落とし、ロンドン市場午後からNY朝にかけて1.18割れを付けたユーロドルは、
1.18台に戻してもみ合いに。 米株式市場が四日続伸となるなど堅調な動きを見せたことで、
リスク選好のドル売りからユーロドルは安値から値を戻したが、ロンドン朝の水準にも戻しておらず、値幅は限定的。

 コロンバスデーで米国の銀行が休業となり、参加者が少ない中で調整の動きがやや優勢となった。

【本日の見通し】レンジ取引中心も

 米株が堅調地合いを維持しており、リスク選好の動きが広がっている。
追加経済対策への期待感などが背景に。
ドル円は105円台前半での推移が中心か。
アジア市場はリスク選好の円売りもあってしっかりとなりそうだが、
欧米市場でリスク選好のドル売りが広がるようだと、大台割れも意識されるところ。

不安定なのはポンド。
ジョンソン英首相が3段階のロックダウン計画を発表。
ロンドンなどが「中程度」とされる段階に属し、
屋内外を問わない7人以上の集会の禁止や飲食店の夜10時の閉店などが命じられる。
リバプールは14日から最も上の警戒クラスとなる「とても高い」となり
パブやバーの閉鎖命令、市民の地域で入りの制限などが課せられる見込み。
こうした状況もあって、やや警戒感が広がるものの、
ポンド自体は堅調な地合いとなっている。
こうした状況を受けて英国の経済対策が進むとの見方や、
ハードブレグジット回避に向けた動きが強まるとの見方がポンドを支えている。
ただ、今後の情勢によっては警戒感がより強まる可能性も。

【本日の戦略】戻り売り

 ドル売り基調が継続。
ドル円は円売りもあって一気の動きにはならずも戻りは鈍い。
レンジ取引を意識し筒、戻りを丁寧に売りに回りたいところ。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

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《10/12 月曜日》
   ドル円  ユーロドル  ユーロ円
    ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  105.70  1.1812  124.93
高値  105.85  1.1827  125.03
安値  105.24  1.1787  124.29
終値  105.33  1.1813  124.40

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《10/12 月曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  23558.69 -61.00
DOW   28837.52 +250.62
S&P    3534.22 +57.09
Nasdaq  11876.26 +296.32
FTSE   6001.38 -15.27
DAX   13138.41 +87.18

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《10/12 月曜日の商品市場》
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=39.43(-1.17 -2.88%)
ブレント先物DEC月限(ICE)(終値)
1バレル=41.72(-1.13 -2.64%)
NY金先物12 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1928.90(+2.70 +0.14%)

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《10/12 月曜日に発表された主な経済指標》

【日本】
国内企業物価(9月)08:50
結果 -0.2%
予想 0.0% 前回 0.1%(0.2%から修正)(前月比)
結果 -0.8%
予想 -0.5% 前回 -0.6%(-0.5%から修正)(前年比)

機械受注(8月)08:50
結果 0.2%
予想 -1.0% 前回 6.3%(前月比)
結果 -15.2%
予想 -15.6% 前回 -16.2%(前年比)

【トルコ】
失業率(7月)16:00
結果 13.4%
予想 N/A 前回 13.4%

【南アフリカ】
製造業生産高(8月)20:00
結果 3.6%
予想 4.2% 前回 5.9%(7.6%から修正)(前月比)

【インド】
鉱工業生産指数(8月)21:00
結果 -8.0%
予想 -7.8% 前回 -10.8%(-10.4%から修正)(前年比)
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《10/12 月曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》
【ユーロ圏】
*カステクス仏首相
経済状況を鑑みると、増税する計画はない。
ウイルス状況が引き続き悪化する場合、より厳格な対策とる。
あらゆる選択肢を排除しない。
しかし、企業や学校などが引き続き活動することが重要な点だ。

*ラガルドECB総裁
ECBはデジタル・ユーロについて極めて真剣にみている。
政策はクリフ効果を回避するように仕立てなければならない。

【日本】
*黒田日銀総裁
雇用と企業、暮らしの保護が最重要。
コーポレートファイナンスと市場の安定化を重視。
日銀の新型コロナ対策は前向きな効果を発揮している。
日銀は政府と協力して新型コロナと戦っている。
必要ならさらなる措置を躊躇せず。
我々はオープン・マインドかつフレキシブルだ。
インフレ率は当面マイナス。
来年にはプラスに戻る。
新型コロナ、個人消費の需要を圧迫した。
政府のGoToキャンペーン、国内旅行の振興を後押し。
イールドカーブコントロールは緩和的状況の創出で成功。
日銀の目的は物価目標の達成であり、財政ファイナンスではない。
マイナス金利、ごく限られた部分にしか適用されていない。
プラスの長期金利は年金基金や生保を助けている。
政府は長期的に合理的な債務比率を維持する必要ある。
政府、当面は企業と雇用を支援する必要ある。
政府の長期的な財政へのコミットメントは重要。
日銀、気候変動の影響について調査を実施中。
ステーブルコイン、注意深く見守り規制する必要ある。
負の所得税、日本で必要とは思わない。

【英国】
*英首相官邸報道官
EUとの通商協議について、漁業や(補助金などの)公平性について、現在EUとの間にあるギャップを埋めたい。
今週の合意に向けて、全力で取り組んでいく

*ジョンソン首相
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた営業時間短縮などの一部ロックダウンについて
完全なロックダウンが必要であるとは考えていない。
完全なロックダウンは、子供たちの教育を奪うもの。また経済二もダメージを与える。

*ハスケル英中銀金融政策委員会(MPC)委員
(9かに発表された8月の月次GDPの弱さをふまえ)
GDPが失望するような結果になった理由を、詳細に調べる必要がある。
英国の製造業が新型コロナウイルスの感染拡大で、完全に壊されるとは思わない。

*ベイリー英中銀総裁
リスクはダウンサイドと考えている。
現時点でマイナス金利について想定していない。

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《本日予定されている主な経済指標》

【中国】
貿易収支(9月)時刻未定
予想 592.5億ドル 前回 589.3億ドル

【日本】
マネーストックM2(9月)8:50
予想 9.0% 前回 8.6%(前年比)

【英国】
失業率(9月)15:00
予想 N/A 前回 7.6%

ILO失業率(8月)15:00
予想 4.3% 前回 4.1%(3カ月)

【ユーロ圏】
ドイツ消費者物価指数・確報値(9月)15:00
予想 -0.2% 前回 -0.2%(前月比)
予想 -0.2% 前回 -0.2%(前年比)

ドイツ調和消費者物価指数・確報値(9月)15:00
予想 -0.4% 前回 -0.4%(前月比)
予想 -0.4% 前回 -0.4%(前年比)

ドイツZEW景況感指数(10月)18:00
予想 72.0 前回 77.4

【米国】
消費者物価指数(9月)21:30
予想 0.2% 前回 0.4%(前月比)
予想 1.4% 前回 1.3%(前年比)
予想 0.2% 前回 0.4%(食品エネルギー除くコア・前月比)
予想 1.7% 前回 1.7%(食品エネルギー除くコア・前年比)

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執筆者 山岡和雅

執筆者 : 山岡和雅|MINKABU PRESS 外国為替情報担当 編集長

1992年米チェースマンハッタン銀行(現JPモルガン・チェース)東京支店入行、ディーリングルームに配属され、外国為替ディーラーに。英ナショナルウェストミンスター銀行、RBS銀行などで10年以上外国為替ディーラーとして市場の最前線に。その後大手FX会社などで外国為替市場のアナリストとして個人向けの外国為替情報の配信業務に携わり、2016年3月から、みんかぶグループに参画。 (社)日本証券アナリスト協会検定会員

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