ダウ平均は続伸 ＩＴ・ハイテクに押し目買い＝米国株序盤

NY株式25日（NY時間10:53）
ダウ平均　　　26869.76（+54.32　+0.20%）
ナスダック　　　10758.05（+85.78　+0.81%）
CME日経平均先物　23030（大証終比：0　0.00%）

　きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は続伸。リスク回避の雰囲気の中で序盤は売りが先行し、反落して始まった。ダウ平均は一時１８０ドル安まで下げ幅を拡大したが、下値ではＩＴ・ハイテク中心に押し目買いもみられ、ダウ平均はプラスに転じている。

　ただ、投資家のリスク許容度は一向に高まる気配を見せていない。欧米で再び感染拡大が加速しており、特に欧州では過去最多の新規感染者数を記録している。夏までに見られた早期景気回復への期待も一旦後退しており、市場には先行き不安が広がりつつあるようだ。

　追加景気対策が期待されるところではあるが、米国では対策の規模を巡って対立しており、与野党の協議に前進がみられていない。最高裁判事の後任を巡る指名承認もあり、追加景気対策は１１月の大統領選以降になるのではとの声も聞かれる。その大統領選も情勢が不透明な中で、投資家のリスク許容度は高まらないようだ。

　ＩＴ・ハイテク株に買い戻しが入っている一方、銀行やエネルギー、産業株は軟調。

　ただ、ボーイングが上昇しており、ダウ平均をサポートしている。運航が停止されている７３７Ｍａｘが、年内にも欧州で運航再開が承認されるのではとの期待が高まっている。

アルファベット（C）　1428.03（-0.26　-0.02%）
フェイスブック　249.67（+0.14　+0.06%）
ネットフリックス　474.68（+1.60　+0.34%）
テスラ　404.92（+17.13　+4.42%）
アマゾン　3035.52（+15.73　+0.52%）
エヌビディア　500.16（+6.24　+1.26%）
ツイッター　43.40（+0.26　+0.60%）

ダウ採用銘柄
Ｊ＆Ｊ　145.13（+0.46　+0.32%）
Ｐ＆Ｇ　136.86（-0.06　-0.04%）
ダウ・インク　46.07（-0.34　-0.73%）
ボーイング　150.03（+3.98　+2.63%）　
キャタピラー　 144.93（-0.21　-0.15%）　
ハネウェル　 158.50（-0.26　-0.16%）　
ビザ　196.17（+0.65　+0.33%）　
ナイキ　124.16（-0.59　-0.46%）
ウォルグリーン　34.78（-0.26　-0.74%）　
３Ｍ　160.38（-0.04　-0.03%）　
セールスフォース　 239.10（+1.55　+0.66%）　
シェブロン　71.27（-0.53　-0.74%）　
コカコーラ　48.28（-0.42　-0.87%）　
ディズニー　122.51（+0.02　+0.02%）　
マクドナルド　215.75（-0.37　-0.17%）　
ウォルマート　136.55（-0.15　-0.11%）
ホームデポ　266.61（+0.91　+0.34%）
JPモルガン　92.42（-0.24　-0.26%）
トラベラーズ　 107.24（-0.58　-0.54%）
ゴールドマン　 192.06（-3.05　-1.64%）
アメックス　95.75（+0.30　+0.31%）　
ユナイテッドヘルス　296.70（+4.04　+1.38%）
ＩＢＭ　117.86（-0.23　-0.19%）
アップル　 110.10（+1.88　+1.76%）
ベライゾン　59.03（-0.16　-0.27%）
マイクロソフト　 205.17（+1.98　+0.99%）
インテル　49.37（+0.21　+0.43%）
アムジェン　240.34（+0.09　+0.04%）
メルク　82.60（-0.55　-0.67%）
シスコシステムズ　37.98（+0.13　+0.34%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美