アップルが続伸 複数の定額サービス「アップルワン」を準備と伝わる=ダウ採用銘柄
アップルが続伸。ブルームバーグが関係者の話として、複数の定額デジタルサービスを顧客がまとめて利用できるパッケージの提供を準備していると伝えた。サービスごとの契約より安い月額料金で利用できるようになるという。アップル社内で「アップルワン」と呼ばれるパッケージは、「iPhone(アイフォーン)」の新機種投入に合わせ、10月にも開始する予定。経常的収入を増やすため、アップルのより多くのサービスに加入を促す狙いがある。
基本パッケージにはアップルミュージックとアップルTV+(プラス)が含まれ、追加料金を払えば定額制ゲームサービスのアップルアーケードも利用可能。アップルニュース+、さらにはiCloud(アイクラウド)のストレージ容量追加を含むより高額なセットも用意するという。
同社の時価総額は前日時点で1.93兆ドルに達している。市場では2兆ドル到達に関心が高まっている。5G対応の「アイフォーン12」の年内発売が期待されるほか、まだ、全体の売上高の2割程度だが、サービス分野にも今後の期待が高まっている。その点では「アップルワン」の動向は注視する必要がありそうだ。
(NY時間10:22)
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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