豪中銀四半期金融政策報告書 マイナス金利を豪州が採用する可能性は低い
豪中銀は四半期金融政策報告書を公表。
豪州にとって過去最低水準の金利と3年物国債利回り0.25%目標を含む政策措置が企業や家計への信用供与をサポートしている。
ここ数カ月で新型コロナウイルスの感染拡大に対応したパッケージを見直したが、3月中旬に決定したパッケージを調整する必要がないと結論付けた。
今後の状況次第で調整する選択肢を除外していない。
為替介入、マイナス金利などの、その他の金融措置についても議論を行った。
また政府に対する直接融資もレビューした。
マイナス金利を豪州が採用する可能性は低いとみている。
豪ドルの価値はファンダメンタルズとほぼ一致。市場が良好に機能している中で為替介入を行うケースはなかったと結論。
またそのような状況での為替介入は効果が限定的な可能性がある。
豪経済の回復ペースは以前の予測よりも遅いと予想される
ビクトリア州で今月再開されたロックダウンにより、新規の集団感染が発生しなかったケースと比べて、四半期GDP成長を少なくとも2%ポイント引き下げる。
豪中銀のベースラインシナリオでは、失業率は今年末までに約10%に達し、そこでピークになると予想
執筆者 : MINKABU PRESS
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