ダウ平均は大幅続落 パウエル議長の発言に不安感を強める=米国株序盤
NY株式13日(NY時間09:56)
ダウ平均 23508.95(-255.83 -1.06%)
ナスダック 8984.15(-18.40 -0.20%)
CME日経平均先物 20305(大証終比:-45 -0.22%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は続落して始まっている。取引開始前にパウエルFRB議長のテレビ会議でのスピーチが伝わっていたが、議長は「我々が期待するより数カ月長く回復にかかる可能性がある」と言及したことに反応している模様。一方、注目されたマイナス金利に関しては「現時点で検討の対象ではない」と否定した。
市場では、感染第2波への不安感や米中対立への懸念はあるものの、経済再開への期待感が投資家のセンチメントを維持していた。そのような中でのパウエル議長の発言に失望感が広がっているようだ。
ただ、IT・ハイテク株には買い戻しも入っている。ナスダックは下げて始まったものの、前日付近まで戻す動き。IT・ハイテク株は先日の決算発表から、外出規制など経済活動が大きく制限されている中でも収益を堅調にあげており、経済再開後に最も勢いがありそうなセクターとの位置づけをしている模様。
米中対立に関してはグラハム米上院議員(共和党)らが、新型ウイルスの感染拡大の経緯について中国が十分に説明しない場合、中国に広範囲の制裁を科す権限を大統領に与える法案をまとめたことで、再び懸念も高まっている。
ダウ平均は節目となっている2万4000ドルを下放れる動きが見られており、早期に回復できるか注目される。
なお、きょうの引け後の決算はシスコシステムズが予定。
アルファベット(C) 1371.77(-3.97 -0.29%)
フェイスブック 208.83(-1.27 -0.60%)
ネットフリックス 438.30(+6.48 +1.50%)
テスラ 819.96(+10.55 +1.30%)
アマゾン 2373.83(+16.88 +0.72%)
エヌビディア 318.33(+6.23 +1.99%)
ツイッター 28.97(-0.18 -0.62%)
ダウ採用銘柄
J&J 146.86(-0.28 -0.19%)
P&G 114.47(-0.08 -0.07%)
ダウ・インク 32.57(-1.22 -3.60%)
ボーイング 122.75(-2.47 -1.92%)
キャタピラー 104.48(-0.52 -0.48%)
レイセオン 54.75(-1.97 -3.43%)
ビザ 178.90(-0.27 -0.15%)
ナイキ 86.92(-1.34 -1.47%)
ウォルグリーン 39.77(-0.79 -1.89%)
3M 139.15(-2.37 -1.63%)
エクソンモビル 42.44(-1.68 -3.67%)
シェブロン 88.34(-2.76 -2.96%)
コカコーラ 44.23(-0.59 -1.30%)
ディズニー 103.40(-1.16 -1.08%)
マクドナルド 175.15(-1.39 -0.77%)
ウォルマート 123.39(-0.39 -0.32%)
ホームデポ 232.49(-0.41 -0.17%)
JPモルガン 85.28(-1.75 -1.95%)
トラベラーズ 90.99(-2.97 -3.11%)
ゴールドマン 174.68(-2.53 -1.38%)
アメックス 80.29(-2.85 -3.34%)
ユナイテッドヘルス 284.24(-3.46 -1.20%)
IBM 117.88(-2.38 -1.94%)
アップル 312.43(+1.02 +0.32%)
ベライゾン 54.70(-0.76 -1.35%)
マイクロソフト 181.76(-0.75 -0.40%)
インテル 58.23(-0.16 -0.27%)
ファイザー 37.10(-0.26 -0.68%)
メルク 77.06(-0.13 -0.17%)
シスコシステムズ 42.77(-0.45 -1.04%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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