アマゾンが4日続伸 過大評価への警戒と伴に期待感も=米国株個別
アマゾンが4日続伸。新型ウイルス感染で外出規制が実施される中、eコマース拡大への期待から同社株は買いが続いている。週末のバロンズ誌の投資家100人のアンケートでも、多くの回答者がマイクロソフトとともに同社は選好されているようだ。
ただ、アンケートでは、ネットフリックスやズーム・ビデオと共に、最も過大評価されている銘柄のリストにも入っている。きょうはアナリストからの投資判断引き下げが伝わっていた。「買い」から「売り」へ2段階の引き下げ。この先の成長の伸び鈍化や利益率の低下を懸念しているようだ。ウイルス感染の間の事業を営なむうえでのコスト増を考慮すれば、利益率は相当程度下がると指摘した。
一方、目標株価を引き上げたアナリストもいる。従来の2380ドルから2900ドルに引き上げた。今回の新型ウイルス感染の危機は、eコマースとクラウドコンピューティングの同社の重要な2つの事業の長期トレンドをさらに加速させる可能性が高いと指摘した。
株価は4月16日に2460ドルの最高値をつけて以降、上げは一服しているものの、利益確定売りを強める気配はなく、最高値圏での推移を続けている。
(NY時間09:46)
アマゾン 2431.00(+20.78 +0.86%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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