続落、大規模協調減産の実現を疑問視=NY原油概況
NY原油先物5月限(WTI)(終値)
1バレル=24.14(-1.94 -7.44%)
ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比2.45~1.29ドル安。その他の限月は0.20ドル安~1.73ドル高。
新型コロナウイルスの蔓延による需要の喪失で過剰在庫が急速に積み上がっていることや、石油輸出国機構(OPEC)加盟国を中心とした産油国が再び協調減産の実現を目指しているものの、大幅に生産量を調整できるのか疑問視されていることが相場を圧迫した。各国で新型肺炎の流行がピークアウトする兆候があることは支援要因だが、米国で感染者数の最も多いニューヨーク州で死者数が731人と1日あたりの過去最多を更新したことは重し。
時間外取引で5月限は堅調。27.24ドルまで上昇したものの、通常取引開始が迫ると上げ幅を縮小。通常取引終盤にかけて売りが強まると、23.54ドルまで下落した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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