引けにかけて大きく調整、ナスダックはマイナス圏に=米国株式市場概況
きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸。昨日は2112ドル高と上げ幅の過去最大
を更新する動き。今日は序盤からプラス圏推移で、朝方に700ドル超の上昇を見せた
後、いったんマイナス圏まで調整が入ったが、昼前に再び株高が優勢となり、一時前日
比1300ドル超の上昇。22000ドルの大台に乗せる動きとなった。
その後も高値圏での推移が続いていたが、夕方になって利益確定売りの動きが優勢と
なり、終値ベースでは500ドル弱まで上げ幅が縮小した。 終値の前日比は、ダウ工
業株30種平均が495.64ドル高の2万1200.55ドル、ナスダック総合指数
が33.56安の7384.30、S&P500が28.23高の2475.56。
米株式市場は売りが目立つ中で、大きく買われる日が見られるという流れが続いてお
り、ダウ平均が二日続けてプラス圏推移を見せるのは2月上旬以来のこととなる。上げ
た次の日にはマイナス圏という流れが続いたことで、引けにかけて利益確定売りの動き
が出やすくなった面も。
ダウ平均株価は18銘柄がプラス、12銘柄がマイナスと、かなりの銘柄がマイナス
圏に。政府の株式買い取りに消極姿勢を示したボーイングが30%強の大幅上昇。その
他ナイキ、アメックス、ユナイテッドヘルスなどが買われた。一方で小売大手ウォル
マート、薬局チェーン大手のウォルグリーンなどが売られた。ハイテク関連も売りが出
ておりインテル、シスコシステムズなどが軟調。
新興ハイテク株はテスラが続伸。フェイスブック、ネットフリックスなどに利益確定
売り。
アルファベット(C) 1102.49(-31.97 -2.82%)
フェイスブック 156.21(-4.77 -2.96%)
ネットフリックス 342.39(-14.93 -4.18%)
テスラ 539.25(+34.25 +6.78%)
アマゾン 1885.84(-54.26 -2.80%)
エヌビディア 245.62(-3.56 -1.43%)
ツイッター 25.97(+0.12 +0.46%)
ダウ採用銘柄
J&J 119.40(+0.22 +0.18%)
P&G 100.92(-2.35 -2.28%)
ダウ・インク 30.38(+1.91 +6.71%)
ボーイング 158.73(+31.05 +24.32%)
キャタピラー 104.67(+3.33 +3.29%)
ユナイテッド 96.19(+9.43 +10.87%)
ビザ 161.78(+7.25 +4.69%)
ナイキ 79.01(+6.68 +9.24%)
ウォルグリーン 41.44(-3.81 -8.42%)
3M 131.54(-1.18 -0.89%)
エクソンモビル 37.29(+1.85 +5.22%)
シェブロン 69.27(+2.72 +4.09%)
コカコーラ 41.61(+2.16 +5.48%)
ディズニー 100.73(+2.61 +2.66%)
マクドナルド 162.98(+1.03 +0.64%)
ウォルマート 109.40(-5.63 -4.89%)
ホームデポ 181.76(-2.96 -1.60%)
JPモルガン 91.73(+3.30 +3.73%)
トラベラーズ 92.18(-1.56 -1.66%)
ゴールドマン 155.13(+1.53 +1.00%)
アメックス 90.17(+6.12 +7.28%)
ユナイテッドヘルス 234.49(+14.69 +6.68%)
IBM 105.85(+0.37 +0.35%)
アップル 245.52(-1.36 -0.55%)
ベライゾン 49.94(-0.05 -0.10%)
マイクロソフト 146.92(-1.42 -0.96%)
インテル 51.26(-1.14 -2.18%)
ファイザー 29.75(+0.05 +0.17%)
メルク 68.22(-0.83 -1.20%)
シスコシステムズ 37.67(-0.93 -2.41%)
MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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