今夜の注目材料は＝外為どっとコム総研 神田卓也

東京市場のドル/円は、前日のドル買い・円売りの流れが一転。米国株先物や日本株の下げに連れて、一時104.10円前後まで売られるなど、軟調に推移しました。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。

3/11（水）
16:00　トルコ1月経常収支
18:30　英1月GDP
18:30☆英1月鉱工業生産
18:30　英1月製造業生産
18:30　英1月貿易収支
19:00　南ア1-3月期企業信頼感指数
21:30☆英財務相春季財政報告（予算案）
21:30☆米2月消費者物価指数
21:30　カナダ10-12月期設備稼働率
23:30　EIA週間原油在庫統計
26:00　米10年債入札（240億ドル）
27:00　米2月財政収支
※☆は特に注目の材料

トランプ米大統領が、大型の経済対策を発表するとしていた会見に姿を見せなかった事に市場は失望を隠せないようです。米国株の先物が大きく値下がりしており、欧米市場では現物株の値動きに注目が集まりそうです。その他、英政府の予算案はスナック財務相が今後5年間の公共投資を「1955年以降で最高水準に引き上げる」としています。拡張予算で市場センチメントを安定させられるか注目です。