今夜から明朝の注目材料は＝外為どっとコム総研 神田卓也

東京市場のドル/円は、前日の急騰の反動で売りがやや先行したものの、111.10円台で下げ渋ると111.40台に切り返すなど、約9カ月半ぶりの高値圏で底堅く推移しました。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。

2/20（木）
16:00　独3月Gfk消費者信頼感指数
16:00　独1月生産者物価指数
16:30　スイス10-12月期鉱工業生産
16:45　仏1月消費者物価指数・改定値
18:30　英1月小売売上高
19:30　デギンドスECB副総裁講演
21:30　ECB議事録（1月22日-23日分）
22:00　ロシア1月失業率
22:30☆米2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
22:30　米新規失業保険申請件数
24:00　米1月景気先行指標総合指数
24:00　ユーロ圏2月消費者信頼感指数・速報値
25:00　EIA週間原油在庫統計
27:20　バーキン米リッチモンド連銀総裁講演
-----　EU臨時首脳会議（ブリュッセル）

2/21（金）
08:30　日本1月消費者物価指数

※☆は特に注目の材料

昨晩の急伸から一夜が明けたドル/円は、111円台前半で高止まりの商状となっています。新型肺炎の感染拡大を受けて、円の安全性に対する海外勢の評価が変わったのではないかとの見方もあるだけに、今夜の動きが注目されています。米経済指標では2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数に注目です。あまりメジャーな指標ではありませんが、新型肺炎リスクが米製造業のセンチメントにどの程度影響するのか気になるところです。