米10年債利回り低下 感染がなお収束見せず逃避買い=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:35)
2年債 1.428(-0.016)
10年債 1.587(-0.031)
30年債 2.038(-0.033)
期待インフレ率 1.669(-0.006)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で米10年債利回りは低下。中国のコロナウイルス感染はなお拡大が続いており、収束の気配を見せない中、米国債市場は逃避買いが優勢となっており、利回りは低下している。この日発表の1月の米小売売上高で、全体は予想通りだったものの、GDP算出に使用される飲食店と自動車ディーラー、建材店、ガソリンスタンドを除いたベースのコア売上高は予想を下回り、前月比変わらずとなった。発表後に利回りは下げ幅を拡大。
10年債は一時1.57%まで低下、政策金利に敏感な2年債も1.41%まで一時下げていた。
2-10年債の利回り格差は+16(前営業日+18)。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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