今夜の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也
今夜の注目材料は
東京市場のドル/円は、横浜港に停泊中のクルーズ船で新型肺炎の感染拡大が伝えられると一時109.81円前後まで小幅に下落。売り一巡後は、109.90円を挟んでもみ合う展開となっています。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。
2/7(金)
16:00 独12月経常収支
16:00 独12月貿易収支
16:00 独12月鉱工業生産
16:00 ノルウェー10-12月期GDP
16:45 仏12月経常収支
16:45 仏12月貿易収支
16:45 仏12月鉱工業生産
19:30 ロシア中銀政策金利発表
21:00 メキシコ1月消費者物価指数
22:30☆米1月非農業部門雇用者数
22:30☆米1月失業率
22:30☆米1月平均時給
22:30☆カナダ1月新規雇用者数
22:30☆カナダ1月失業率
24:00 カナダ1月Ivey購買部協会景気指数
24:00 米12月卸売売上高
24:00 米12月卸売在庫
25:00 FRB半期金融政策報告書
29:00 米12月消費者信用残高
※☆は特に注目の材料
今夜のメインイベントはいうまでもなく米1月雇用統計です。最も注目される非農業部門雇用者数は16.5万人増が予想中央値となっていますが、一昨日の米1月ADP全国雇用者数が29.1万人増という大幅な伸びを記録した事で、実際の「期待値」はもう少し上にあるのかもしれません。年初来高値(110.29円前後)を視界に捉えているドル/円相場がどう反応するのか気になります。
執筆者 : 神田卓也|株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 証券株式会社を経て、1991年㈱メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年同社入社。