今夜から明朝の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也
今夜から明朝の注目材料は
東京市場のドル/円は、アジア株が総じて堅調に推移する中でじり高の展開。中国が対米関税の引き下げを発表した事も好感され、1月22日以来となる109.98円前後まで一時上昇しました。ただ、節目の110円は超えられず攻防は欧米市場に持ち越しとなりそうです。まずは欧米市場の注目材料を確認しておきましょう。
2/6(木)
16:00 独12月製造業新規受注
17:00 ラガルドECB総裁講演
21:30 米1月チャレンジャー人員削減数
22:00 ロシア1月消費者物価指数
22:30 米10-12月期非農業部門労働生産性・速報値
22:30 米10-12月期単位労働コスト・速報値
22:30 米新規失業保険申請件数
23:00 ビルロワ仏中銀総裁講演
23:15 カプラン米ダラス連銀総裁講演
2/7(金)
09:30☆RBA四半期金融政策報告
未定 ☆中国1月貿易収支
※☆は特に注目の材料
昨日の米1月ADP全国雇用者数は実に4年8カ月ぶりの大幅増(+29.1万人)を記録しました。明日の1月雇用統計にも期待が持てそうな内容だった事から、ドルの堅調地合いは今夜も続きそうです。今夜は、米労働関連指標としてはややマイナーですが、1月チャレンジャー人員削減数、10-12月期単位労働コスト・速報値、新規失業保険申請件数などが発表されます。
執筆者 : 神田卓也|株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 証券株式会社を経て、1991年㈱メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年同社入社。