フォードが下落 経営再建への道のりは遠い=米国株個別
フォードが下落。10-12月期決算を発表しており、自動車の売上高は予想を上回ったものの、1株利益は予想を下回った。通期のEBITの見通しは56億~66億ドルへの減少を見込み、予想も下回っている。
同社は今後も多額の設備投資が必要。ピックアップトラック「F-150」の新型車や、電気自動車「マスタング・マッハE」の投入、そして、2021年にはSUVの「ブロンコ」の復刻版の発売を予定している。そのほか、自動運転の大型投資も継続する。パケットCEOが掲げる110億ドル規模の経営再建計画にはさらに時間がかかる可能性を示唆した。
なお、中国のコロナウイルスの感染の影響については時期尚早としている。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.12ドル(予想:0.17ドル)
・売上高:367億ドル(予想:363.4億ドル)
・EBIT
北米:7億ドル
中国:-2.07億ドル
欧州:0.21億ドル
・FCF(調整):4.98億ドル(前年比67%減)
(通期見通し)
・EBIT(調整後):56~66億ドル(予想:73.7億ドル)
・FCF(調整):24~34億ドル
・設備投資:68~73億ドル
・積立年金拠出:6~8億ドル
(NY時間09:40)
フォード 8.31(-0.88 -9.53%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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