小反発、米中貿易摩擦の改善見通しで=NY原油概況
NY原油先物2月限(WTI)(終値)
1バレル=60.52(+0.08 +0.13%)
ニューヨーク原油の期近は小反発。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.08~0.10ドル高。その他の限月は0.06~0.23ドル高。
先週末、トランプ米大統領が第1段階の米中通商合意について「まもなく署名する」と述べるなど、米中貿易摩擦の見通しが改善していることが相場を支えた。米国の予定どおりならば、今週にも合意の文書化作業が終了する。ただ、ロシアのノバク・エネルギー相が生産枠の緩和に言及したことや、サウジアラビアとクウェートが中立地帯の生産を再開することになったことが重し。
時間外取引で2月限は60.10ドルまで軟化する場面があったが、通常取引開始後は買いが優勢となった。60.77ドルまで水準を切り上げた。ただ、クリスマス前で市場参加者は乏しく、動意は限定的だった。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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