東京株式(前引け)=続伸、米株高受け上値追い続くも売買代金は低調
9日前引けの日経平均株価は前週末比107円19銭高の2万3461円59銭と続伸。前場の東証1部の売買高概算は5億3286万株、売買代金概算は8425億5000万円。値上がり銘柄数は1368、対して値下がり銘柄数は689、変わらずは98銘柄だった。
きょう前場の東京市場では日経平均が続伸し一時フシ目の2万3500円台を上回る場面があった。前週末の米国株市場では、11月の雇用統計が市場コンセンサスを大きく上回り、NYダウが急伸しており、これを受けて東京市場でもリスクを取る動きが優勢となった。ただ、12月15日の対中制裁関税引き上げの期日が迫るなか、やや買いに慎重な動きもみられ、外国為替市場ではリスクオンの円安が進まなかったこともあって、その後は伸び悩む展開に。売買代金は8000億円台と低調。
個別では任天堂<7974>が売買代金トップで1000円を超える上昇をみせたほか、ソニー<6758>も堅調。ファーストリテイリング<9983>も買い優勢。日立製作所<6501>が強く、花王<4452>も高い。鳥貴族<3193>が急騰、オオバ<9765>も値を飛ばした。半面、太陽誘電<6976>が軟調、アドバンテスト<6857>も冴えない。第一三共<4568>が売られ、オリエンタルランド<4661>も軟調。ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス<3657>が大幅安、ここ物色人気が続いていたサインポスト<3996>も利食われた。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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