ロウズが好決算で3日ぶり反発 カナダでの事業再編を発表=米国株個別
ホームセンター大手のロウズが3日ぶりに反発。前日は同業のホーム・デポの冴えない決算に連れ安して下落していたが、きょうは反発している。8-10月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。
また、カナダでの事業再編を発表しており、34箇所の不採算店舗の閉鎖を発表。同社のエリソンCEOは声明で「カナダ事業のパフォーマンスと収益性改善のため断固たる行動を取た」と述べた。事業再編コストとして第3四半期に5300万ドルの費用を計上している。
アナリストからは、低利益率の改善がこの四半期の鍵であったが、粗利益率は前年比で0.5%の低下だった。しかし、5-7月期の0.8%、2-4月期の1.5%低下よりは改善を見せており、これは今年の初めに同社を悩ませていた価格設定の問題について武器を得たことを示しているとも指摘している。
(8-10月・第3四半期)
・既存店売上高:2.2%(予想:3.2%)
・1株利益(調整後):1.41ドル(予想:1.35ドル)
・売上高:173.9億ドル(予想:177億ドル)
・粗利益率(調整後):32.4%
・店舗数:2004店(予想:2000店)
(通期見通し)
・既存店売上高:3%(従来:3%)
・1株利益(調整後):5.63~5.70ドル(従来:5.45~5.65ドル)(予想:5.67ドル)
・売上高:2%(従来:約2%)
(NY時間10:00)
ロウズ 119.74(+6.34 +5.59%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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