今夜の注目材料は＝外為どっとコム総研 神田卓也

東京市場のドル/円は、日本株をはじめとするアジア株が堅調な中で底堅さを維持。ただ108.80円台に接近すると上値も重く、上下15銭程度の狭いレンジで推移しました。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。

10/28（月）
16:00　独9月輸入物価指数
18:00　ユーロ圏9月マネーサプライM3
24:00　ドラギECB総裁講演
26:00　テンレイロ英MPC委員講演
-----☆英議会で12/12総選挙実施動議の採決
-----☆EU大使級協議（英離脱延期問題）
-----　グーグル（アルファベット）7-9月期決算

※☆は特に注目の材料

ドル/円は今夜も材料難です。それに加えて30日（水）以降に、米連邦公開市場委員会（FOMC）と日銀の金融政策発表や米10月雇用統計などの重要イベントを控えている事から、動意の高まりは期待しにくいでしょう。英国の欧州連合（EU）離脱＝Brexitを巡る英議会やEU側の動きを眺めながらの受動的な展開となりそうです。