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ドル/円、日米金融政策を消化へ=外為どっとコム総研 神田卓也

達人の予想 

ドル/円、日米金融政策を消化へ

昨日のドル/円は終値ベースで約0.3%上昇した。一時108.48円前後まで上伸して8月1日以来の高値を更新。米連邦公開市場委員会(FOMC)が25bp(0.25%)の利下げを決めたものの、予想通りの決定であった上に年内の追加利下げを示唆しなかった事からドルが買われた。ただ、米長期金利(10年債利回り)はFOMC後も伸び悩んでおり、前日比では低下して取引を終えた。市場には、FOMCが示唆した追加利下げ見送りに対する懐疑的な見方がくすぶっているようで、目先的にドルの上昇余地は限られそうだ。

そうした中、本日は日銀金融政策決定会合と黒田日銀総裁会見を受けた円の動きが注目される。政策変更は見込まれておらず、追加緩和は温存すると見られている。欧州中銀(ECB)が包括緩和を打ち出し、FOMCも利下げに動いたばかりとあって、日銀の「緩和温存」に市場が円高の反応を示す可能性もあるが、足元の市場環境を考えれば円高余地も限定的だろう。本日のドル/円は、日米の金融政策イベントを消化しつつ方向感を模索する展開となりそうで、取引レンジの中心は108円台前半を見込む。

執筆者 神田卓也

執筆者 : 神田卓也|株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長

株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 証券株式会社を経て、1991年㈱メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年同社入社。

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