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FOMC前の様子見、なんとか10連騰

達人の予想 

キャッシュ重視して、いつでも即応できるよう態勢整えよう

連休明けの東京市場は、思った以上に堅調でした。13円高の22,001円。
グローベックス市場のNYダウ工業株先物は、総じて昨晩終値近辺で停滞。
ドル円は108円台前半でしっかり。
一言でかたづければ、FOMC前の様子見です。それでも、ぎりぎりなんとか10連騰。なにより、先週末、引け前1分でまさかの22,000円割れでしたが、本日はとうとう22,000円乗せのまま大引けとなりました。
今晩明晩とFOMCが開催されますが、その結果が判明して、東京市場に反映されるのは19日の相場です。
この週末に懸念された原油急騰や中東の地政学リスクはほとんど影響ない一日でした。

ヘッジファンドはどう動く?

日本市場における裁定買い残は3,720億円と極端に少ないです。9月6日までの一週間ですが、これは昨年年初以降の相場下落の過程でも、最小水準です。
つまり、海外勢を主体とする裁定売買による取組は、ほぼ日本株を持っていないという状況ですから、日本株相場が崩れようにも崩すための実弾がありません。
実際、日本株にとどまらず、グローバルで見ても、JPモルガンの調べではヘッジファンドの株式持ち高比率は、2008年のサブプライムショックによる暴落以降、もっとも少ない水準だといいます。

指数の上昇余地は、まだある

といっても、短期的なポジション調整が終わったところで、株高が終わるというわけではありません。
しょせん、米国債相場の売られ方次第なのですが、これが再びトレンドとして買われるというのであればともかく、おそらくその要因はほとんどないでしょう。
従って、ジグザグであっても米長期金利は上昇していく趨勢であると考えるのが自然だと思います。FOMCの結果がどうあれ、長期金利は結局上昇していくはずです。
なぜなら、FOMCが市場の期待通りのハト派的内容であったとすれば、出尽くしです。
期待外れであれば、国債は売られるでしょう。
やはり長期金利が上昇せざるをえないのです。
そして米長期金利が上がりさえすれば、日経平均がほぼ機械的に上昇する機会を得られるはずです。
ただ問題は、その金利上昇を正当化する経済指標(業績)の「明るい未来」がまだはっきり見えてこないのです。それが市場をして足踏みさせる大きな要因になっています。
そこで、データがまだそろわないうちに市場を突き動かすものは、「政策しかない」と当レポートはずっと述べているわけです。

戦略方針

日経レバレッジETF<1570>のフルポジション。このままホールドです。

執筆者 松川行雄

執筆者 : 松川行雄|有限会社増田経済研究所 日刊チャート新聞編集長 

大和証券外国株式部勤務の後、投資顧問業を開業。2013年2月ヘッドハンティングにより増田経済研究所に入社。現在同社発行の「日刊チャート新聞」編集長。株式セミナーに於ける投資理論は個人投資家に満足度100%の人気を博す。

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