NY株高を好感反発 20500-20800のレンジ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆
NY株高を好感反発
●29日のNY株式市場は、米中の歩み寄りへの期待から大幅続伸。中国商務省が米国との貿易摩擦について「貿易戦争のエスカレートに断固反対、冷静な態度で協議と協力をし問題を解決したい」とコメントし、トランプ米大統領も「これまでと異なるレベルで中国と協議を再開する」と述べた。4~6月期GDP改定値は前期比年率2.0%と速報値(2.1%)から下方修正されたものの市場予想とは一致。個人消費が速報値から上方修正された一方で、輸出は貿易摩擦の影響で下方修正された。
ダウ工業株 26362.25(+326.15)△1.25%
ナスダック 7973.39(+116.51)△1.48%
S&P500 2924.58(+ 36.64)△1.27%
●本日の日経平均はNY株高を好感し反発と読む。CME日経平均先物の終値は2万0705円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万0460円と比べ245円高い水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物終値は2万0700円。
●日経平均株価のポイント
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2万0831円 25日線
2万0705円 CME日経平均先物
2万0473円 5日線
2万0460円 昨日終値
●シカゴグローベックスNYダウ先物23ドル安(執筆時)。
●今週の主な予定
30(金)
○日 7月 失業率
○日 7月 鉱工業生産速報値
○欧 8月 CPI速報値
○米 7月 消費支出
○米 7月 コアPCE価格指数
○米 8月 シカゴPMI
○米 8月 ミシガン大消費者信頼感指数確報値
31日(土)
8月 中国家統計局製造業PMI
国内・外資の大手金融機関で経験を積んだのち、『あすなろ投資顧問』に在籍。市場動向分析、市場心理分析、チャートだけでは語らない「大局的な視野」を持ち日々銘柄を分析。顧客に寄り添うアドバイスに定評があり、個人投資家の資産形成をサポートいたします。