クリーが大幅安 見通しの弱さを嫌気 中国の逆風が圧迫=米国株個別
半導体のクリーが大幅安。4-6月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、7-9月期の見通しの弱さが嫌気されている。1株損益は予想外の赤字を見込んでおり、売上高も予想を下回る見通しを示している。
今回の決算を受けてアナリストが投資判断を「中立」に引き下げた。「中国問題を考慮すると、同社の事業の軟化が長期化することも見込まれる。ただし、競争力の点で力強い位置あることの変更を示す情報はない」と言及した。「サプライチェーンを変更する必要がある可能性もあるが、これらの調整がたった2四半期でうまくいくことはめったにない」とも指摘した。
(4-6月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.11ドル(予想:0.10ドル)
・売上高:2.51億ドル(予想:2.49億ドル)
・粗利益率:37%(予想:36.6%)
(7-9月・第1四半期見通し)
・1株利益(調整後):-0.03~-0.07ドル(予想:+0.15ドル)
・売上高:2.37~2.43億ドル(予想:2.59億ドル)
(NY時間11:12)
クリー 49.43(-8.81 -15.13%)
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。