【東京市場】ドル円しっかりも、106円超えでは慎重
ドル円は106円台を回復する場面が見られるなど、しっかりの展開も、106円台での買いには慎重姿勢が見られ、動きは落ち着いていた。昨日のダウ平均が800ドルを超える下げとなるなど、米株の大幅安を受けて、アジア株は売りが優勢で始まったが、米株の下げに対してアジア株の下げは限定的。日経平均も大きく下げてはいるものの、安値から買い戻しが入るなどの動きに、大きな円高にはつながらず。
米債利回りの低下が目立ち、米30年債は史上初めて2%を割り込み、さらに利回り低下が続いて1.96%台を付ける動き。10年債も1.59%台から1.54%台へ値を落とすなど、派手な動きに。逆イールドも変わらず、米景気の鈍化懸念が継続したが、ドル売りは一息。
豪雇用統計は雇用者数が予想を大きく超えて上昇。内訳も正規雇用が大きく伸びておりかなりの好結果に瞬間豪ドル買い。もっとも米中問題への警戒感がある中で豪ドル買いに慎重姿勢が見られ、すぐに戻すなど、買いが続かず。
minkabu PRESS編集部 山岡和雅