NY株安を嫌気し模様眺め 21500-21800のレンジ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆
NY株安を嫌気し模様眺め
●24日のNY株式市場はボーイングが下落し、金融緩和への期待が弱まり軟調だった。6月米耐久財受注が前月比2.0%増と市場予想平均の0.7%増を上回り、また週間の新規失業保険申請件数が20万6000件と市場予想平均21万8000件よりも良好だった。米連邦公開市場委員会での積極的な利下げに対する期待が後退し、利益確定売りに押された。欧州中央銀行は理事会で金融政策を据え置くと同時に、追加利下げや資産購入の再開を検討する方針を決定し、金融緩和に積極的な姿勢を示した。しかしドラギ総裁が記者会見で「景気後退のリスクは極めて小さい」との認識を示し、今回の理事会で「利下げは協議しなかった」と発言し金融緩和への期待が後退し、売り先行となった。
ダウ工業株 27140.98(-128.99)▼0.47%
ナスダック 8238.54(- 82.96)▼1.00%
S&P500 3003.67(- 15.89)▼0.53%
●本日の日経平均はNY株安を嫌気し、模様眺めと読む。CME日経平均先物の終値は2万1620円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万1756円と比べ140円ほど安い水準。昨日の大阪取引所の日経平均先物終値は2万1600円。
●投資部門別の売買状況 カッコ内は前週
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7月第3週
個人投資家 + 500億円(+ 551億円) 2週連続買い越し
海外投資家 -1444億円(- 238億円) 2週連続売り越し
事業法人 +1004億円(+1112億円) 3週連続買い越し
信託銀行 + 521億円(+ 419億円) 4週連続買い越し
●日経平均株価のポイント
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2万1756円 昨日終値
2万1620円 CME日経平均先物
2万1594円 25日線
2万1513円 200日線
2万1498円 25日線
●今週の主な予定
26(金)
○米 Q2 GDP速報値
○米 Q2 コアPCE価格速報値
○米 前週分 CFTC建玉明細
国内・外資の大手金融機関で経験を積んだのち、『あすなろ投資顧問』に在籍。市場動向分析、市場心理分析、チャートだけでは語らない「大局的な視野」を持ち日々銘柄を分析。顧客に寄り添うアドバイスに定評があり、個人投資家の資産形成をサポートいたします。