一時108円台も、大台超えは重い
一時108円台も、大台超えは重い
ポンドは軟調、今日英保守党党首(新首相)発表へ
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《7/22 月曜日》
ドル円 ユーロドル ユーロ円
始値 107.79 1.1218 120.85
高値 108.07 1.1225 121.17
安値 107.70 1.1206 120.79
終値 107.87 1.1209 120.91
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《7/22 月曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経 21416.79 -50.20
DOW 27171.90 +17.70
S&P 2985.03 +8.42
Nasdaq 8204.14 +57.65
FTSE 7514.93 +6.23
DAX 12289.40 +29.33
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《7/22 月曜日の商品市場》
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=56.22(+0.59 +1.06%)
NY金先物8 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1426.90(+0.20 +0.01%)
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《7/22 月曜日に発表された主な経済指標》
【香港】
消費者物価指数(6月)17:30
結果 3.3%
予想 2.6% 前回 2.8%(前年比)
【カナダ】
卸売売上高(5月)21:30
結果 -1.8%
予想 0.5% 前回 1.6%(1.7%から修正)(前月比)
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《7/22 月曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》
【日本】
*黒田日銀総裁
日本経済は改善しており、もはやデフレではない。
MMTのファンではなく、その理論に全く賛成できない。
日本では中銀の独立性が確立されており、その独立性を損なう恐れのあるリスクの兆候は見られない。
*安倍首相
10月から消費税率引き上げ、十二分の対策講じる。
景気下振れリスクに躊躇せず機動的かつ万全の対策講じる。
社会保障全般の改革、さらに具体的な議論を加速する。
最大の課題は少子高齢化への対応。
幼児教育などの無償化、約束通り実行に移す。
*黒田日銀総裁
ワシントンでIMFのイベントに出席。
日本経済は大きく改善した。
日銀はしっかりと強力な金融緩和を続けていく
世界経済の不確実性が高まっている。
日本経済への影響に注意を払っている。
【米国】
*WSJ
トランプ大統領は今週、トルコ制裁の可能性について上院議員と会合を行う予定。
*ブラード・セントルイス連銀総裁
FRBの議長職「やりたい仕事だ」
その栄誉が与えられるのであれば、もちろん引き受けたい。
*トランプ米大統領
米金融当局は利上げと引き締めが強すぎ、速すぎ。
他国は為替操作や金融緩和などで非常にアンフェアだ。
*トランプ米大統領
債務上限引き上げの協議は順調。
きょう合意が成立するかは言及しない。
香港のデモについては習主席が責任を持って対処。
我々はファーウェイ問題に取り組んでいる。
【英国】
*ハモンド英財務相
次期首相にジョンソン前外相が決定するなら、私は24日に辞任する。
*ガーク司法相
次期首相にジョンソン氏に決定なら、政権を去る考え。
*アラン・ダンカン英外務次官
ジョンソン氏を批判して辞意表明。
*英NIESR
合意なき離脱の可能性は40%
秩序なき、合意なき離脱に場合、相当な景気下降圧力の可能性ある。
現状では合意なき離脱は回避されると予測している。
2019年GDP成長は+1.2%、2020年は+1.1%とみている。
合意なき離脱の長期的影響は合意離脱やソフト離脱よりGDP5%引き下げる。
【中国】
*中国商務省
中国は5年間、EUと日本、韓国、インドネシアからの鉄鋼製品輸入に反ダンピング関税を課す。
関税率は18.1-103.1%
*中国新華社
中国の米農産品購入の計画は米国側からの前向きなシグナルに応じたもの。
一部の中国企業が米国産農産物の新たな購入を模索している。
穀物など購入するため、米輸出企業に問い合わせを行ったほか、関税の適用免除を申請している。
【その他】
*ハント英外相
英国はイランに対し、さらなる措置を講じる。
*英紙サンデーテレグラフ
英政府はイラン資産の凍結を含む外交経済上の措置を検討している。
イランに再度制裁を科すため、EUと国連に働きかける可能性がある。
【ユーロ圏】
*独連銀
第2四半期GDPはおそらくマイナス成長に。
貿易の緊張の高まりや建設業の鈍化が影響。
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《本日予定されている主な経済指標》
【シンガポール】
消費者物価指数(6月)14:00
予想 -0.1% 前回 0.7%(前月比)
予想 0.9% 前回 0.9%(前年比)
【ユーロ圏】
ユーロ圏消費者信頼感・速報値(7月)23:00
予想 -7.2 前回 -7.2
【米国】
中古住宅販売件数(6月)23:00
予想 535万件 前回 534万件
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【東京市場】一時108円台
ドル円は一時108円台。
CME通貨先物市場動向において、
今月末のFOMCで先週一時50%近くまで一気に0.50%の引き下げを行うとの見方が見られたが
ここにきて20%台前半まで落ち込んできており、
0.25%の利下げ見通しに見通しが終息する中で
過剰な期待分のドル売りに調整が入る展開に。
もっとも108円台では売りが出てきており、頭の重い展開に。
【ロンドン市場】小動きに徹する
ドル円は107円台後半推移、108円台が重いが下値もしっかり。
ユーロも基本小動き。
ポンドは売りが目立った、23日にもジョンソン前外相の首相就任が示されるとみられる中、
英閣僚の辞任報道が重石に。
NY原油の上昇もあり資源国通貨はしっかり。
【NY市場】小動き
様子見ムードが広がった。
ドル円は107円台後半のレンジ取引。
ユーロドルも1.12台前半推移。
ロンドン市場で売りが出たポンドはNY市場では下値攻めが一服も
戻りは鈍く、軟調地合いが継続。
【本日の見通し】ドル円はもみ合い続く
ドル円はもみ合いが続きそう。
FOMC前のブラックアウト期間で金融政策についての発言が
FOMC関係者からは出てこないため、材料に欠ける中、
先週一時大きく盛り上がった0.5%利下げについての期待感が後退した状況となっており
過剰期待から冷静な反応に戻る中でドル円はしっかりか。
今日、新首相となる保守党党首の発表が行われる英国は
軟調地合いが継続か。
ポンドは1.24台後半推移も、戻りが鈍い、
1.25が重いという印象が務まるともう一段の下げも。
本日の戦略】FOMCまでは神経質
ドル円はしっかりも基調は戻り売りの意識。
108円手前での売り、108.20超えでストップという印象。
一時の過剰な緩和期待が一服も、
戻りの重さが意識されると下値トライも。
※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません