【7月23日予想】2,3日で底打ちの可能性
今週は底打ちを模索する週か
参議院選挙が終了しました。内容としてはマスコミで報じられていた事前予想とほぼ同じ結果となり、株式市場の材料としてはニュートラル(中立)といったところでしょうか。
選挙後の22日の日本株市場をみても、日経平均株価は前日比0.23%マイナスの21416円79銭、マザーズ指数は前日比0.79%マイナスの888.97ポイントとなっており、先週末の米国株式市場の下落の要因のほうが色濃く反映されています。当面は米国株に連動するような展開になりそうです。
このような株式市場の低迷が続いている状況こそチャンスと考え、もしかするとあなたは「そろそろ底打ちか?」と考えているかもしれません。
私が日々確認している深い逆張りタイプの暴落銘柄数で相場の底打ちを判断すると、まだシグナル数は0銘柄となっており底打ち感は全く出てはいないのですが、小幅な下落を捉える浅い逆張りタイプのシグナル数は22日終値で1銘柄シグナルが点灯しています。まだシグナル数は1銘柄ですが、今の地合いを考えると短期的な底打ちを判断する目安の30銘柄まで比較的短期間で出る可能性があり、2,3日下がれば短期的な底打ちもありそうです。
ちなみにこの小幅な下落を捉える浅い逆張りタイプのシグナルは2010年以降だと勝率約76%、2019年の平均利回りが約20%となっており、今の相場と比較的相性がよい結果となっています。今のような相場では小幅な下落を捉える浅い逆張り戦略が有効かもしれません。 あと2,3日続落すれば一気にシグナル数が30銘柄を超えてくる可能性もあります。今週は短期的な底打ちを探る週になりそうです。23日の日経平均株価は小幅安と予想します。
フェアトレード株式会社 代表取締役。機関投資家出身で統計データを重視したシステムトレードに注力。2011年株-1グランドチャンピオン大会で+200.4%、2012年+160.1%、2013年157.0%を叩き出し三連覇達成。証券アナリスト検定会員。