ダウ平均は小幅続落 鉄道株の下げが目立つ＝米国株序盤

NY株式17日（NY時間11:35）
ダウ平均　　　27273.93（-61.70　-0.23%）
ナスダック　　　8208.49（-14.31　-0.17%）
CME日経平均先物　21400（大証終比：-20　-0.09%）

きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は小幅続落。最高値圏での推移は続いているものの、上げは一服している。ＦＲＢの利下げに期待した買いも一巡してきており、株式市場は次の材料を待っている状況。

　今週から始まっている決算が注目だが、今週は大手銀の決算が相次いでいる。きょうはバンカメが発表していたが、きのうまでの他行同様に足元の利益は予想を上回ったものの、金利収入の見通しを下方修正している。年２回の利下げであれば金利収入は１％増を見込んでいた。

　また、きょうは鉄道株の下げが目立っている。ＣＳＸが決算を発表しており複合一貫輸送の落ち込みが伝えられた。ＣＸＳは大幅安となっているほか、今週決算を予定している同業他社も連れ安。

　ナスダックも続落。ＩＴ・ハイテク株はまちまちの動き。きょうからＧ７財務相・中央銀行総裁会議がフランスのパリで行われており、世界経済の減速リスクを点検するほか、今回はフェイスブックが発行を計画している仮想通貨「リブラ」への規制に加え、ＩＴ企業を対象にした新税制「デジタル課税」の方向性も討議される予定。

　リブラについては今週、米議会がフェイスブックの幹部への公聴会を行っていたが、フェイスブック側は当局の承認がなければ発行をしない方針を示していた。ムニューシン米財務長官からもリブラを警戒する発言を行っており、Ｇ７でもネガティブな見解が出るものと予想される。

　デジタル課税に関しては協議はされるものの具体策は何も出ないものと思われ、ＩＴ株も様子見ムード。

ＣＳＸ　70.96（-8.59　-10.80%）
ユニオン・パシフィック　166.98（-8.17　-4.66%）
ノーフォーク・サザン　194.43（-12.03　-5.83%）

アルファベット（C）　1149.57（-4.01　-0.35%）
フェイスブック　201.87（-1.97　-0.97%）
ネットフリックス　363.36（-2.63　-0.72%）
テスラ　256.38（+4.00　+1.58%）
アマゾン　1999.04（-10.86　-0.54%）
エヌビディア　168.78（+1.70　+1.02%）
ツイッター　37.82（-0.17　-0.44%）

ダウ採用銘柄
Ｊ＆Ｊ　131.79（-0.71　-0.54%）
Ｐ＆Ｇ　115.95（+0.06　+0.05%）
ダウ・インク　51.82（-0.50　-0.96%）
ボーイング　367.13（+4.38　+1.21%）　
キャタピラー　 136.78（-2.31　-1.66%）　
ユナイテッド・テク　 131.51（-1.68　-1.26%）　
ビザ 　179.36（+0.05　+0.03%）　
ナイキ 　88.06（-0.54　-0.61%）
ウォルグリーン　54.59（-1.22　-2.19%）　
３Ｍ　　176.03（-0.46　-0.26%）　
エクソンモビル　 75.54（-0.39　-0.51%）　
シェブロン 　124.25（-0.51　-0.41%）　
コカコーラ 　52.10（-0.05　-0.09%）　
ディズニー 　142.87（-1.43　-0.99%）　
マクドナルド 　213.42（-0.30　-0.14%）　
ウォルマート　114.39（-0.37　-0.32%）
ホームデポ　　216.48（-0.78　-0.36%）
JPモルガン　114.24（-0.88　-0.76%）
トラベラーズ　 152.98（-1.61　-1.04%）
ゴールドマン　 214.93（-0.59　-0.27%）
アメックス　 127.70（-0.36　-0.28%）　
ユナイテッドヘルス　 266.59（+1.93　+0.73%）
ＩＢＭ　　142.68（-0.85　-0.59%）
アップル　 204.57（+0.07　+0.03%）
ベライゾン　　57.21（-0.21　-0.36%）
マイクロソフト　 136.92（-0.16　-0.11%）
インテル 　49.34（+0.17　+0.35%）
ファイザー　42.96（+0.11　+0.25%）
メルク 　81.83（+0.24　+0.29%）
シスコシステムズ 　57.40（-0.22　-0.38%）

minkabu PRESS編集部　野沢卓美