広告を非表示にする
ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

東京なんとか、滑落を免れる

達人の予想 

日経、一時75日線・25日線割れ

前場まず売りから入った状況下で、一時日経平均は75日・25日線の両方を割り込みました。前場後半には両線ともクリアしました。
本来、昨晩の米国において先行指標のダウ輸送株指数が戻り高値更新をしていたわけですから、本日の東京市場は下げたところで、下げ幅縮小か、うまくすれば上昇してもおかしくない一日だったわけです。
一応、プラスにこそなりませんでしたが、下げ幅縮小で終わりました。
本日安値は21,380円、155円安、0.8%下落。終値は21,469円、66円安、0.31%下落。
ダウ輸送株が強かったわけですから、本日の東京はプラスでもおかしくなかったのです。少なくとも弱気になる必要はさらさらない一日でした。

あまりドル円を気にしている様子はない

相場は閑散がずっと続いていますが、ドル円がやや足元で円高気味であったことが影響しているのかと思いきや、そうとも言えません。
6月に入ってから、明らかにそれまでの日経平均・ドル円の連動性は崩れています。
両者の上げ下げのサイクルは、ほぼ連動しているのですが、ならして線を引けば、トレンドは完全に違います。
日経平均は上昇トレンドです。しかし、ドル円は往来相場でまさに横這いです。
このような現象は過去1年半見たことがありません。

素通りの東京の突破口は、やはりトヨタか?

このように外人が素通りしている東京市場です。もし仮に米国景気が再浮上していくという理想的なシナリオになっていく場合、東京よりもベトナムやインドに投資したほうが割りがいいと考えるのは当然です。
また、米中協議がどこかの時点で一応の妥結を見るのであろうとすれば、上海に投資するのが速いと考えるでしょう。
東京はどうみてもパフォーマンスで見劣りするわけです。ただ、世界的に景気再浮上であれば、出遅れ、割安放置という観点から東京が次善の策として買われるということにはなってくるでしょう。
ただここに一つだけ光明が見えています。それがトヨタ自動車<7203>です。
本日トヨタは続伸。終値ベースでは昨日に続いて、年初来高値更新。やはり連休中に報道された中国におけるハイブリッド車への傾斜が大きな起爆剤になっているのでしょう。
ここは、市場規模が中国のみならず、欧州も動き始めていることを考えれば、かなりのインパクトで日本株買いの直接的な動機になってくるかもしれません。これは期待です。

米国企業決算

事4-6月期の米国企業の業績の伸びは、+4%台という予想はありましたが、現時点では-3%になってきているようです。まだこれから本格化ですから、この集計は当てになりません。
1-3月は、マイナス1%でしたから、今回減益ですと2四半期連続ということになります。
この推移は今後、日々集計が公表されるので、都度状況をウォッチする必要があります。
今のところ市場は、減益という前提で動いているわけで、それが連銀による7月利下げの最大の根拠になっています。
仮に連銀が市場最高値の米国株市場という現状にあって、それでも利下げに踏み切るといった場合、それで株式市場が上がるとすれば、かなりバブル的な様相を呈してくると個人的には思っています。
あるいは逆のシナリオとして、利下げ後、米国株は深刻に景気・業績の悪化を再認識することで、ずるずると下げていくトレンドに陥るかもしれません。これは、景気循環の終焉です。相場も終わりということになるわけです。

戦略方針

日経レバレッジETF<1570>ホールドのままです。こちらも、6週線が21,425円前後と、本日ザラ場で一時割り込んでいます。幸か不幸か、3週前の終値が21,275円ですから、これをまだ割らずにいるという状況です。残る週末までの2日間、割らないとも限らないので、ドテン反対売買のシグナルには警戒です。

執筆者 松川行雄

執筆者 : 松川行雄|有限会社増田経済研究所 日刊チャート新聞編集長 

大和証券外国株式部勤務の後、投資顧問業を開業。2013年2月ヘッドハンティングにより増田経済研究所に入社。現在同社発行の「日刊チャート新聞」編集長。株式セミナーに於ける投資理論は個人投資家に満足度100%の人気を博す。

為替ニュース/コラム

一覧を見る

注目ニュース

新着ニュース

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

主要通貨レート

関連ETF

FX口座 カテゴリランキング

パートナーズFXnano 42

ドル円 0.0 銭(原則固定・例外あり)
ユーロ円 0.0 銭(原則固定・例外あり)
ポンド円 0.0 銭(原則固定・例外あり)

セントラル短資FX 19

ドル円 0.2 銭(原則固定・例外あり)
ユーロ円 0.4 銭(原則固定・例外あり)
ポンド円 0.6 銭(原則固定・例外あり)

みんなのFX 17

ドル円 0.2 銭(原則固定・例外あり)
ユーロ円 0.4 銭(原則固定・例外あり)
ポンド円 0.9 銭(原則固定・例外あり)
FX口座 スプレッド比較

GMO外貨 53

ドル円 176
豪ドル円 105
トルコリラ円 39

トライオートFX 51

ドル円 172
豪ドル円 100
トルコリラ円 37

ヒロセ通商 51

ドル円 170
豪ドル円 107
トルコリラ円 37
FX口座 スワップ比較

▶︎ 総合ランキングはこちら

直近24時間の重要経済指標

Pick Up 雇用統計 FOMC

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます