ダウ平均は反発 パウエル証言を受け利下期待高まる ただ、伸び悩む動きも=米国株序盤
NY株式10日(NY時間11:48)
ダウ平均 26870.70(+87.21 +0.33%)
ナスダック 8188.67(+46.94 +0.58%)
CME日経平均先物 21505(大証終比:+5 +0.02%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。パウエルFRB議長の議会証言を受けて今月FOMCでの利下げ期待が高っている。議長は、「6月FOMC以降、貿易問題を巡る不確実性と、世界経済に対する懸念が引き続き米経済の見通しを圧迫しているようだ」と述べたほか、「インフレ圧力も抑制されたまま」とも指摘した。
市場は今月末のFOMCでの利下げの可能性を示唆したものと受け止めたようだ。また、その後の議会証言の質疑応答で「6月雇用統計は見通しに変化を与えなかった」との発言にも敏感に反応した模様。
寄り付きから買いが先行し、ダウ平均は199ドル高まで上昇し、2万7000ドル台をうかがう動きも見せたものの、その後は戻り売りに押され伸び悩んでいる。
議長の証言は0.25%の利下げ期待を追認する内容と見られているものの、市場は既に織り込んでおり、強いサプライズではない。まら、年末にかけての動向については今回の証言からはヒントはなかったようだ。
IT・ハイテク株が上昇しているほか、エネルギー株も上昇。一方、米国債利回りが低下しており銀行株が下落。産業株の一角も戻り売りに押される展開となっている。
ナスダックは一時最高値を更新。マイクロンやエヌビディア、AMDなど半導体関連が上昇をけん引。
アルファベット(C) 1133.72(+8.89 +0.79%)
フェイスブック 200.77(+1.56 +0.78%)
ネットフリックス 379.00(-0.93 -0.24%)
テスラ 235.44(+5.38 +2.34%)
アマゾン 2017.03(+28.73 +1.44%)
エヌビディア 160.28(+2.97 +1.89%)
ツイッター 37.25(-0.40 -1.06%)
ダウ採用銘柄
J&J 141.46(+0.05 +0.04%)
P&G 113.87(+0.96 +0.85%)
ダウ・インク 48.06(+0.19 +0.40%)
ボーイング 352.43(-0.67 -0.19%)
キャタピラー 133.48(-0.81 -0.60%)
ユナイテッド・テク 130.59(+0.20 +0.15%)
ビザ 179.49(+1.76 +0.99%)
ナイキ 88.04(0.00 0.00%)
ウォルグリーン 55.48(-0.03 -0.05%)
3M 167.02(+1.32 +0.80%)
エクソンモビル 76.98(+0.55 +0.72%)
シェブロン 125.00(+1.65 +1.34%)
コカコーラ 51.74(+0.15 +0.29%)
ディズニー 142.32(+0.71 +0.50%)
マクドナルド 212.98(+0.89 +0.42%)
ウォルマート 112.53(-0.35 -0.31%)
ホームデポ 209.83(-2.18 -1.03%)
JPモルガン 112.88(-0.48 -0.42%)
トラベラーズ 153.76(+0.31 +0.20%)
ゴールドマン 206.26(-1.52 -0.73%)
アメックス 127.57(+1.67 +1.33%)
ユナイテッドヘルス 247.23(+1.23 +0.50%)
IBM 140.79(+1.46 +1.05%)
アップル 203.03(+1.79 +0.89%)
ベライゾン 56.96(+0.55 +0.98%)
マイクロソフト 137.78(+1.32 +0.97%)
インテル 48.33(+0.58 +1.21%)
ファイザー 43.95(+0.58 +1.33%)
メルク 84.89(+0.03 +0.04%)
シスコシステムズ 57.25(+0.91 +1.62%)
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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