ダウ平均は３日続落 米中への懸念やパウエル証言待ち＝米国株序盤

NY株式9日（NY時間11:32）
ダウ平均　　　26718.34（-87.80　-0.33%）
ナスダック　　　8115.91（+17.53　+0.22%）
CME日経平均先物　21505（大証終比：-5　-0.02%）

　きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は３日続落。先月の大阪Ｇ２０の際の米中首脳会談で米中両国は一旦休戦で合意し、市場に安心感も出ていたが、火種はなお燻っているようだ。

　きょうは米国務省が２２億ドル相当の台湾への武器売却計画を承認し、これに対し中国側は主権と安全に損害を与える行為と批判し、直ちに台湾への武器売却計画を撤回し、米台の軍事的な関係を停止するよう求めた。市場では米中が再び対立を深めるきっかけになりかねないと注視している。

　明日のパウエルＦＲＢ議長の議会証言を見極めたい雰囲気が強い。市場は０．２５％の利下げを確実視しているが、市場のポジションは議長の証言は市場の期待ほどハト派よりではないリスクも想定している模様。市場の関心は今月の利下げの有無以上に年後半に何が起こるかを見ているところもあるようだ。

　中国関連で産業株が下落。特に３Ｍがアナリストが投資判断を引き下げで下落しておりダウ平均を圧迫している。

　一方、ナスダックは上昇。アマゾンやネットフリックス、ＡＭＤが上昇。

アルファベット（C）　1121.72（+5.37　+0.48%）
フェイスブック　197.41（+1.65　+0.84%）
ネットフリックス　382.38（+6.22　+1.65%）
テスラ　229.09（-1.25　-0.54%）
アマゾン　1974.62（+22.30　+1.14%）
エヌビディア　157.57（+0.36　+0.23%）
ツイッター　36.94（+0.49　+1.34%）

ダウ採用銘柄
Ｊ＆Ｊ　141.22（+0.25　+0.18%）
Ｐ＆Ｇ　112.71（-1.34　-1.17%）
ダウ・インク　47.69（-0.83　-1.71%）
ボーイング　349.48（-1.64　-0.47%）　
キャタピラー　 133.75（-1.09　-0.81%）　
ユナイテッド・テク　 129.09（-1.78　-1.36%）　
ビザ 　177.09（+0.90　+0.51%）　
ナイキ 　88.63（+0.15　+0.16%）
ウォルグリーン　55.34（-0.10　-0.17%）　
３Ｍ　　165.13（-4.06　-2.40%）　
エクソンモビル　 76.63（+0.15　+0.20%）　
シェブロン 　124.02（+0.42　+0.34%）　
コカコーラ 　51.75（-0.25　-0.48%）　
ディズニー 　141.24（+0.22　+0.16%）　
マクドナルド 　212.07（-0.09　-0.04%）　
ウォルマート　113.28（+0.56　+0.50%）
ホームデポ　　211.61（-1.30　-0.61%）
JPモルガン　113.43（+0.56　+0.49%）
トラベラーズ　 153.41（-0.39　-0.25%）
ゴールドマン　 206.08（+0.33　+0.16%）
アメックス　 125.48（+0.63　+0.50%）　
ユナイテッドヘルス　 244.61（-3.24　-1.31%）
ＩＢＭ　　139.54（-1.03　-0.73%）
アップル　 200.25（+0.23　+0.11%）
ベライゾン　　56.85（-0.44　-0.76%）
マイクロソフト　 136.39（-0.57　-0.42%）
インテル 　47.61（-0.21　-0.44%）
ファイザー　43.65（+0.35　+0.81%）
メルク 　85.07（+1.03　+1.22%）
シスコシステムズ 　56.44（+0.25　+0.44%）

minkabu PRESS編集部　野沢卓美