【7月3日予想】短期トレードに活路アリ
7月は株価が下がりやすい傾向
早いもので今年も7月にはいりました。7月相場を乗り切るためにもまずは7月相場の傾向を統計データで押えておきましょう。
7月相場を一言で表すなら「夏枯れ相場」でしょう。7月は決算発表も終わり、特段株価を上げてくれそうな材料が乏しい月となっています。売買代金も減少傾向にあり市場全体のボラティリティが最も小さい月となっています。
7月の月初に全銘柄の株を買い月末近辺で売った場合の成績は、
勝率:42.95%
平均損益率:-0.68%
プロフィットファクター:0.84
となっており過去の統計データから7月は株価が下がりやすい月と言えます。特に海運や造船、電力といった業種は下がりやすい傾向が強いので要注意でしょう。
これだけ聞くと、「なんだ7月は株価が下がりやすいのかぁ」と落ち込んでいる方も多いかもしれません。
しかし下がりやすい相場でもチャンスはあります。
例えば、相場を動かす材料が乏しい7月は、全体的に株価が下がりやすいものの、一部のポジティブな材料が発生した銘柄は短期的な資金が集中し大きく上昇する可能性がありますし、株式市場全体が大きく下落したタイミングでの逆張り戦略も期待できそうです。このように7月は短期的なトレードで活路を見出しましょう。3日の日経平均株価は連日の上昇の反動から小幅安と予想します。
フェアトレード株式会社 代表取締役。機関投資家出身で統計データを重視したシステムトレードに注力。2011年株-1グランドチャンピオン大会で+200.4%、2012年+160.1%、2013年157.0%を叩き出し三連覇達成。証券アナリスト検定会員。