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あくまで“過剰部分の巻き戻し” - “膠着”は変わらず…!?

達人の予想 

◆“金利選好のドル買い/リスク選好の円売り” - ドル円持ち直し

※ご注意:予想期間は6月28日と表示されていますが、本日(6月27日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


前日の
 『次回FOMCで50bpの利下げは不要(ブラード・セントルイス連銀総裁)』
 『金融緩和の必然性を精査しているが、過剰に反応しない(パウエルFRB議長)』
が効いているようです。
これに昨日は
 『四半期末/月末応当日に絡んだドル不足』
 『ハト派色が薄まったNZ金融政策判断(NZドル円が上昇⇒クロス円も上昇)』
 『米中貿易交渉は妥結まで90%の地点に到達(ムニューシン米財務長官)』
が重なり、“金利選好のドル買い/リスク選好の円売り”が促されました。
“2.00%”を割り込んでいた米10年国債利回りは“2.05%水準”へと反発し、これにつれる格好でドル円は“107.849円”へと持ち直していきました。

◆ただ、状況は何も変わっていない…?

もっともこの米中貿易交渉も“飛ばし記事(過去のこと)”との話もあり、「懸念」が払拭された訳ではありません。
このため「米利下げ観測」は根強いものがあり、あくまで現時点では“過剰部分の巻き戻し”と見るのが自然です。
つまり「新たなポジティブ要因」が跳び出さない限り、“動きづらい”“上値は限定的”と見るのが妥当ということになります。

◆「いずれ突破する」と考えているが… - 108円ライン

「マーケットは流れ」ということを考えれば、“もう一段の巻き戻し”も期待できるかもしれません。
ただ「期待感の先走り」は“新たなドル売りの元”にもなり得る中、イベントを前にどこまで仕掛けられるか…?

108円ラインには、“6/17~6/25の61.8%戻し(107.977円)/20日移動平均線(108.081円)”
というテクニカルラインもあります。
「いずれ突破する」と考えていますが、現時点ではまだ「107円半ばを中心とする揉み合い」と見たいところです。

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:108.366(月足・一目均衡表先行スパン下限、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:108.140(6/20高値)
上値3:108.081(20日移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
上値2:107.977(6/17~6/25の61.8%戻し、大台)
上値1:107.849(6/26高値)
前営業日終値:107.779(日足・一目均衡表転換線)
下値1:107.579(-1σ)
下値2:107.438(6/25~6/26の38.2%押し)
下値3:107.312(6/25~6/26の50%押し、ピボット1stサポート)
下値4:107.185(6/25~6/26の61.8%押し)
下値5:107.093(6/26安値)


※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。

11:38 ドル円 抵抗・支持ライン追加

執筆者 武市佳史

執筆者 : 武市佳史|株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト

株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト。日本におけるFXの草創期より業務に従事。現在は週刊為替コラム「武市のなぜなにFX」の執筆やWebセミナー講師を務めるのみならず、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿中。

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