ダウ平均は５日続伸 メキシコ関税見送りを改めて好感＝米国株序盤

NY株式10日（NY時間10:50）
ダウ平均　　　26153.46（+169.52　+0.66%）
ナスダック　　　7865.97（+123.87　+1.63%）
CME日経平均先物　21140（大証終比：-10　-0.05%）

　きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は５日続伸。ＦＲＢの利下げ期待が強まる中、きょうも買いが先行している。トランプ大統領がメキシコと合意し、関税引き上げを見送ったことで買い戻しに拍車がかかっている。メキシコに関しては事前に予想されていたことではあるが、改めて好感しているようだ。貿易産業の大型Ｍ＆Ａが発表されたことも好感されている。

　しかし、米中対立に関してはなお、出口が見えないようだ。トランプ大統領は「中国は合意したがっている。なぜならば、しなければならないからだ。関税を払いたくない企業は他国に出て行く」などと述べていた。「習主席が会談を拒否すれば、追加関税を直ちに実施するだろう」とも語った。トランプ大統領は３０００億ドル相当の中国からの輸入品への追加関税を直ぐにでも発動する意向を示している中、こちらは不透明な情勢に変化はない。

　ナスダックも大幅に上昇。ＩＴ株の買い戻しが強まっているほか、半導体も堅調。米行政管理予算局（ＯＭＢ）の幹部ヴォート氏が、ペンス副大統領ほか議員に宛てた書簡で、米国製の半導体への影響からファーウェイへの制裁を遅らせるよう要請したと伝わった。

アルファベット（C）　1085.08（+19.04　+1.79%）
フェイスブック　176.58（+3.23　+1.86%）
ネットフリックス　358.19（-2.68　-0.74%）
テスラ　214.48（+9.98　+4.88%）
アマゾン　1872.97（+68.94　+3.82%）
エヌビディア　149.98（+4.48　+3.08%）
ツイッター　38.18（+0.25　+0.65%）

ダウ採用銘柄
Ｊ＆Ｊ　138.29（-0.26　-0.19%）
Ｐ＆Ｇ　107.82（-0.95　-0.88%）
ダウ・インク　51.82（+0.52　+1.02%）
ボーイング　356.64（+2.94　+0.84%）　
キャタピラー　 126.53（+2.07　+1.68%）　
ユナイテッド・テク　 129.36（-2.79　-2.12%）　
ビザ 　171.13（+1.08　+0.65%）　
ナイキ 　83.42（+0.01　+0.01%）
ウォルグリーン　52.49（+0.52　+1.01%）　
３Ｍ　　169.35（+2.74　+1.66%）　
エクソンモビル　 74.94（+0.36　+0.48%）　
シェブロン 　122.49（+1.01　+0.84%）　
コカコーラ 　51.26（-0.24　-0.46%）　
ディズニー 　136.98（-1.06　-0.77%）　
マクドナルド 　203.79（-1.69　-0.83%）　
ウォルマート　107.47（+1.41　+1.34%）
ホームデポ　　198.80（+1.50　+0.76%）
JPモルガン　110.70（+1.54　+1.40%）
トラベラーズ　 149.35（-0.18　-0.12%）
ゴールドマン　 196.03（+6.22　+3.28%）
アメックス　 122.94（+1.83　+1.53%）　
ユナイテッドヘルス　 247.75（+0.98　+0.41%）
ＩＢＭ　　134.76（+1.45　+1.10%）
アップル　 193.71（+3.56　+1.92%）
ベライゾン　　56.56（-0.68　-1.18%）
マイクロソフト　 133.74（+2.34　+1.83%）
インテル 　46.93（+0.90　+2.01%）
ファイザー　42.86（-0.06　-0.13%）
メルク 　81.85（-0.61　-0.75%）
シスコシステムズ 　56.49（+0.56　+1.01%）

minkabu PRESS編集部　野沢卓美