反発、米中貿易摩擦に対する警戒感がやや後退=NY原油概況
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=53.48(+0.23 +0.43%)
ニューヨーク原油の期近は反発。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.23~0.25ドル高。その他の限月は0.09ドル安~0.27ドル高。
米中貿易摩擦の警戒感がやや後退したほか、米国がメキシコからの輸入品に対する関税引き上げを始める前に合意に到達するとの楽観論もあり、買い戻しが優勢となった。中国商務省は「米国との貿易摩擦は対話および交渉を通じて解決されるべき」と述べた。メキシコのオブラドール大統領は米国との協議はうまくいっているとの認識を示している。
パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が、景気拡大を維持するため適切に行動すると発言したことは利下げを連想させ、原油価格を下支えした。
時間外取引で7月限は52.43ドルまで軟調に推移。ただ、通常取引の開始を控えて買い戻しが優勢となりプラス転換すると、53.78ドルまで強含んだ。
minkabu PRESS編集部
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執筆者 : MINKABU PRESS
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