続伸、オクラホマ州クッシングの洪水が手がかりに=NY原油概況
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=59.14(+0.51 +0.87%)
ニューヨーク原油は続伸。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.51~0.64ドル高。その他の限月は0.46~0.87ドル高。
パイプライン輸送の要であるオクラホマ州クッシングが豪雨による洪水に見舞われたことで、供給の停滞が懸念された。米国とイランの対立を背景とした中東情勢懸念や、石油輸出国機構(OPEC)を中心とした産油国が年後半も協調減産を続ける可能性があることも支援要因。ただ、米中貿易摩擦を背景とした景気減速懸念が上値を抑えた。
時間外取引で7月限は堅調に推移。連休明けの通常取引開始後には59.57ドルまで上値を伸ばしたが、上げ幅をほぼ消す場面もあり、売り買いが交錯した。ただ、引けにかけては買いが優勢だった。
minkabu PRESS編集部
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執筆者 : MINKABU PRESS
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