原油急落でカナダドル下落 カナダ円は21日線を下放れる展開=NY為替
カナダドルは売りが優勢となっており、カナダ円は81円台前半まで下落している。きょうはドル売りが優勢となっているが、対ドルでも軟調に推移している。原油相場が崩れており、WTIが5%急落する中で、カナダドルは売りが強まっている。
来週はカナダ中銀の金融政策委員会が行われる。政策変更はないことが確実視されており、注目は声明となりそうだ。前回の声明では利上げの文字を削除し、中立姿勢に戻している。
今月発表になっているカナダの経済指標が底堅い内容が多く見受けられるが、貿易問題もなお不透明で、各国が慎重姿勢に傾く中で、利上げの文字が復活することはなさそうな気配ではある。
きょうの下げでカナダ円は21日線を下放れる展開が見られており、80円を目指す展開になるか警戒される。
USD/CAD 1.3484 CAD/JPY 81.25
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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